過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

結婚しても止まらなかった過食嘔吐

女性 主婦 39歳 A型 埼玉県

摂食障害になって22年。初めは高校時代痩せ願望から始まりました。どれだけ食べても吐けば太らない。それどころか逆に痩せて行く。お腹いっぱい食べて痩せれる!なんて簡単なんだと思っていました。
20代になり周りから少し痩せ過ぎと言われたけど自分ではこれが普通だと思っていました。就職し会社の健康診断でいつも尿検査でひっかかり精密検査を受けて下さいと記載されてましたが気にもしませんでした。
働いたお金は全て過食嘔吐につぎ込み貯蓄は全くできず、家族からは何にそんなお金を使っているのか?不思議がられていました。

20代後半から摂食障害という病気を知り自分は病気なんだと自覚しました。
それでも毎日過食嘔吐は続き喉が切れ血を吐いて辛くても続け
30代からは異常な自分に生活し辛いと思い始め摂食障害について調べ病院をさがし通院しました。

母や夫にも話し病院へも同行してもらいました。母は一緒にカウンセリングを受け家族として出来る事を先生から指示されましたが心の病は自分の問題と先生からの指示は受け流し、さほど重く受け止めてくれませんでした。
この病気は母親との関係が影響しているようなのと、やはり最後に頼りたいのは母親と言うのもあり理解してもらえないのは悲しかったです。夫は腫れ物を触る感じで遠くから見守っている感じですが夫の稼ぎで過食しているのでこれ以上何も言えません。
カウンセリングは全16回、40分15000円これも夫の稼ぎからです。
結局自分で治すしかないと思いました。

30代後半、何とか少しでも過食嘔吐をしない日を作ろうと頑張り、1ヶ月は過食嘔吐せずに過ごしたことはありますが毎日カロリー計算をし、カロリーの低いものばかり同じメニューを食べていました。結局食べることに囚われ続かず過食嘔吐に戻ってしまいました。
長年の過食嘔吐で腎臓機能に問題もでてきて、記憶力や考える事が劣ってきている気もします。
22年もの間自分を大切にして来れなかった。残りの人生は大切にしてあげたいです。