過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

過食による心身へのダメージで、普通の生活ができなくなった

女性 会社員 36歳 O型 山梨県

18年前、ほんのつかの間の暴食から始まった過食症…。
私の場合は嘔吐ではなく、下剤の大量服用という手段で打ち消し行為を行うようになりました。
当然ですが膨大な量の食べ物を摂取する日が数日間も続けばみるみる体重は増加して行きました。
これまでに7、8㎏の増減を幾度となく繰り返して来ました。
下剤を飲んだところで過食して身についた脂肪がとれる訳ではない事は分かっていても、過食によって胃の中に送られた食べ物をそのままにしておく事が許せなかったんです。

当初2錠から始まった下剤も今では12錠~15錠程にまで増えてしまいました。当然ながら過食がストップしている期間でも自然にお通じが出る事はもうなく、副作用の少ないマグネシウム系下剤と浣腸で排出するのがやっとの状態です。
過食→下剤乱用後の状態は
お腹の激痛、吐き気、全身(特に顔)のむくみ、めまい、皮膚の乾燥、虚脈、倦怠感などの症状に襲われます。
精神面のダメージは言い表せない程の罪悪感、絶望感で打ち砕かれそうになります。外へ出る事はもちろん人と話す事、カーテンを開けて日を浴びる事、家事をする事など日常当たり前にしているすべての行動ができなくなってしまいます。
こんなに苦しくなる事が分かっているのに過食を止める事ができずにこれまで来てしまいました。

症状のない平穏な日の自分と過食が数日間にも及び心と体がボロボロな時の自分。外見も内面もまるで別人のようになってしまいます。

過食、下剤乱用を断ち切れずこれまで来てしまった代償はとても大きすぎます。
痛めつける事しかして来なかった自分にこれからはもっと優しくしてあげたい、いたわってあげたい…
今そう強く願っています。