過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

過食は危険な依存症

女性 会社員 27歳 A型

わたしが過食症になって一番辛いことは、人に会うことが怖くなって、公私共に約束が守れなくなったことです。
もちろん、拒食期より体重が増えて理想とはほど遠い体型も嫌だし、自分に自信がないこともとても嫌です。
でも、現実的に一番困っているのはやはり、摂食障害になる前より人に会うことが怖くなってしまったことです。

わたしが人を避けてしまうパターンには2種類あります。
ストレスや生理前で衝動的に過食が出てしまった後に罪悪感や見た目を気にして会うのが怖くなってしまい、約束をドタキャンするパターン。

仕事やプライベートがうまくいっていないときに友だちや家族に会う予定が入っていると、今まだ問題を乗り越えられていない・うまくいっていないから、弱さをさらけ出すのが怖い、会ってうまくいっていないことが知れて幻滅されたり見下されたりするのが怖い、嫌われるのが怖い、という不安が無意識に膨らんでストレスとなり、逃げるように過食をして予定をキャンセルして人に会わないパターン。

いまはまだ、気力と体力がもっています。
だけど衰えも感じていますし、老化や病気が過食によって加速している気もします。
一番は腎臓と血管が心配ですし、髪の毛はすごく抜けるし、爪がボロボロです。
過食が治らず、経年増加して、からだがほんとに壊れてしまったらどうしよう、仕事を続けられなくなったらどうしよう、恋愛が壊れてしまったらどうしよう、と思います。
でも本当は、いつかよくなると楽観視している自分がいます。

過食が出ていない時はもっと客観的に自分を見れるし本当に過食を治したいと思うし、先のことを考えて過食が治らなかったらとゾッとする気持ちがわきます。

でも本当は、わたしが摂食障害になったのは母親のせい、環境のせい、悪いのは自分に嫌なことをする他者で、ストレスがたまっているから過食しても仕方ない、自分は悪くない、食べることでしかストレスを解消できないのだから食べているんだ、どうしても過食がしたい、やめたら楽なストレス解消法がなくなってしまう。と思っていると気づきました。

過食になりたてのころは、自分を責めるばかりで、なにもできなくなっていました。過食したくはないけど、拒食症の時みたいに戻りたくない、何でもバランスよく食べたい食べなければとも思ってました。だけど今は慣れてきたのと、過食をしてもやらなければいけないことが増えて、自分を肯定して過食したって何が悪いのと思わないと生活が回っていかないからこういう風に考えるようになった面もあります。

でも、やはり体に限界がきてセンター相談にたどり着いていると思います。

経年増加や世代間連載など先のことを考えると本当にやめたい。
先の事は本当に大切。
彼氏に知られたくない。
家族に依存したくない。
迷惑をかけたくない。
だけど同じくらい、今が辛い。
今日一日、今週一週間、この一年。毎日生きることが辛い。
今の環境が気に入らない、自分の思うような自分になれなくて、心身ともに成長できなくて、こんなに不健康で、何もかもをストレスに感じてしまい過食に逃げています。
過食している時だけは忘れられる。

いつもなにかに悩んでいて、葛藤していて、自分に対する自信や肯定感がぜんぜんありません。

拒食症で砂糖をほとんどとっていないときに大量のお菓子やパンを食べたときの血糖値が急に上がってなにも考えずにすんで動けない状態に逃げ込むことに脳やからだが依存してしまっていると思います。

人間いろんなものに依存して助けられて生きてると思います。
食事も必要な依存だし、一人ではいきられないから人と助け合って生きているし、電車や車にも依存している。
温泉でリラックスしたり、適度な運動でリフレッシュしたり。
それは安全な依存、傷つかない損をしない依存なのだと思います。

でも、過食は違います。
過食はその時だけの逃避で、ほんとに自分を癒して守って助けてくれる依存ではない。
数時間楽になれても、自分の体をボロボロにする。
この先何年間も体をむしばむ。
家族を傷つけ迷惑をかける。
彼氏との関係を壊す。
友達を奪う。
過食は頼ってはいけないうわべだけの解消法。

それをもっと自覚しないといけないと思った。
麻薬と同じなのだとしたら、本当に止めなくては体が壊れてしまう。

まとまらず長文になりすみません。。。
本当にしんどい時は頼ったり、逃げたりしなくちゃいけない。
でもそれは過食じゃなくて