過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

過食は悲しいだけ。周りも苦しめるだけ。

女性 会社員 23歳 B型 茨城県

もともと標準体型でしたが、自分の中では足が太いとか、痩せてきれいになりたいと思っていました。

18歳の時、大学に入学したことがきっかけで、一人暮らしを始めました。
食事の管理が自分でできるんだと意気込み、ダイエットメニューを試行錯誤した結果、野菜と豆しか食べてはいけないというむちゃくちゃな食生活を一年間続けました。

最初はどんどん痩せていくことが今まで無かったので快感でした。
そのうちに、彼氏ができて、もっとがんばらなくちゃ!
と思いますます食事制限を続けていました。

しかし、友達との食事の付き合いも、
「太るから」
という理由で断ることが多かったです。
体重は48kgまで落ちました。
その一方で
「甘い物が食べたい」
「好きなものをお腹いっぱい食べたい」
という気持ちは日々膨らんでいきます。

19歳の時、友達との宅飲みでテーブルに広げられたらお菓子を見て、
「一つくらいなら大丈夫」
と食べた瞬間、過食のスイッチが入りました。
家に着いてから、コンビニに行って今まで食べたかったものをたくさん買って、無理やり詰め込んで食べていました。
食べているときは快感です。
でも食べ終わると罪悪感で死にたくなりました。

次の日からやり直せば大丈夫と自分に言い聞かせましたが、次の日も過食は止まりませんでした。
自分はなんてだめなんだろうと泣いていました。

バイトの先輩は急に太った?
大丈夫?
と心配してくれました。
でも
「太った」
という言葉が頭に染み付いて、どうでもいいやとまた過食していました。
友達にもデブだとか思われているんだろうなと思うと辛くて苦しかったです。

過食が落ち着いて、気持ちが切り替わるときは再びむちゃくちゃなダイエットを始めます。
「今度こそ大丈夫、お菓子を口にしなければスイッチは入らない」
そう思っていました。
でもダイエットの半ば頃になると、甘いものを食べたときの快感が忘れられず、ほしくなりました。

そうなると、自分からコンビニやスーパーに買いに行って再び過食をしていました。
そんなことを繰り返し今3年たちます。
その間も体型のことを言われたり、からかわれたりして辛い思いをしています。

親にも心配をかけて、泣かせて、本当にみじめな気持ちになります。
高校の友達にはとてもこの姿を見せられず、連絡する事もなくなりました。

過食はなにも生み出しません。
悲しいだけです。

治さないと一生自分と周りの人たちを苦しめます。