過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

過食嘔吐以外、まともな食事は殆どできない

女性 会社員 25歳 AB型 東京都

私が摂食障害障害になったのは、高2のダイエットがきっかけでした。
拒食期3年、過食期1年をへて、過食嘔吐期に入り、今8年目弱です。

高2の時は、部活、勉強、人間関係何もかもうまくいかず、
体重が具体的に減少していくことが唯一の「成功」でした。

小学校の頃から優秀な姉に強いコンプレックスを感じており、
姉に唯一勝てる方法という認識もあったかもしれません。
2ヶ月で50kgから40kgへ、そこからはあっと言う間で、34kgまで落ちたところで両親が気づき、通院が始まりました。

通学も、お医者様からじきにストップがかかり、高2の三学期は休学して、
体重を戻すことに専念しました。
私の中でも40kgまでは許せる感じがあったので、葛藤もありましたが
何とか増やそうと食べることができました。
このとき、食べたがらない私に、カロリー計算をしながら食事を作ってくれた母には、
本当に頭が下がります。

高3で復学してからは、少なめの食事で40kg前後をキープという生活が続きました。

大学から一人暮らしになっても、それは変わらずでしたが、少しずつ「もっと食べたい」という気持ちが強くなっており、時折プチ過食が始まりました。

大学2年で短期留学した際、環境が変わったこともあり、それが爆発。
一気に過食期に移行しました。
3ヶ月で20kg増え、人から太ったことを指摘され、
でも泣きながら毎日食べていました。

体重減少という救いがないだけに、精神的に1番辛かったかもしれません。
耐えきれなくなり、ついに過食嘔吐の手段をとったのが大学3年のことです。
どんどん上手くなり、1ヶ月で10kg近く落ちました。
あっと言う間でした。
けれども、歯止めがききませんでした。
後期になると学校にも行かず、一日中引きこもって過食嘔吐をする日々が続いていました。
一日平均10回程度していたと思います。
苦しかったです。
よく、身体も耐えてくれました。
4年に上がるタイミングで、いろいろな人の助けもあり何とか大学に復帰。
通常の生活を送りながら、空いた時間で過食嘔吐をするというリズムに変わりました。

そこからもう4年以上たちますが、大きくは変わっていません。
社会人になり、時間の余裕もないため、一日2回に減りましたが、
休日になれば3回に戻ります。
過食嘔吐以外、まともな食事は殆どしていません。
意識して食べるおにぎりやパン一個分と、吐き残しで生きているのだと思います。

何をしているんだろう、何て甘いんだろうと思います。
病気とは言うけれど、結局は自分の意志で行っていて、本当にやめようと思ったら
今日からでもできるはずなのに。

両親を悲しませていることが本当に辛いです。
それも、私がやめて、もう少し健康的な体型になれば全てクリアできることです。

吐く時、吐いた後、いつも涙が出ます。
でも、同時に体重が減って喜んでいる自分がいます。

歪んだ痩せ願望がこびりついて、どうしようもありません。
体重が増えるのが怖い、そのために余裕がほしい、そのために痩せたい。
形は変わったけれど、その思考は高2のときから変わりません。

私は、人と一緒に暮らせるのだろうか。
子供は、産めるだろうか。

もし産めても、その子を傷つけないだろうか。愛せるだろうか。
過食嘔吐を何よりも優先する、自分勝手な自分を省みるとき、いつも上のようなことを考えます。
正直、やめたくない気持ちの方が今は強いです。
なぜなら、痩せていられるからです。

でも、やめたい気持ちもある。
その気持ちをなんとか行動につなげるために、
この相談を始めました。
一歩一歩、前に進みたいです。
宜しくお願い致します。