精神科、睡眠専門医、産婦人科、それでも止まらない過食嘔吐。
女性 会社員 28歳 A型 香川県
私は、ストーカーに遭い、その頃付き合うようになった人が私の人格否定するような人で、1ヶ月拒食症になりました。
食べ物を受け付けず、口に含んだものを飲み込むのに苦労しました。
一食がコンビニに売ってるようなゼリーも全部食べられませんでした。
その間、身長163cmで55kg近かった体重が49kgに落ちました。
ストーカー問題も解決し、付き合っていた人とも別れ、食欲が戻ってきましたが、せっかく痩せたんだから、このままもっと痩せたいと思いました。
食べても吐けばいいんだと気づきました。
ネットで吐きやすい食べ物やお米は胃に残りやすいから
最初に食べない方がいいとか、食べるときは一緒に大量の水を飲むと吐きやすいとか調べました。
3か月、毎晩 過食嘔吐していました。
自分でお菓子や菓子パンを買ったり、実家だったので、家にある食べ物ももちろん食べてて、母によく『最近、食パンがすぐなくなる。食べすぎじゃない?大丈夫?そんなに食べてるけど太らないね。』など言われましたが、過食嘔吐しているのは気づいてませんでした。
友達との外食の際、いっぱい食べて、トイレに行き、目を充血させて席に戻ると、ちょっと怪しまれた事もありました。
この間、生理が3ヶ月近く止まったので産婦人科に行き、ピルで生理を起こすようにしました。
先生には「何か最近大きなストレスあった?」と聞かれました。
自分では過食嘔吐をしてるから生理が来なくなったんだと分かっていましたが、過食嘔吐の事は恥ずかしくて言えませんでした。
それ以来、ずっとピルを飲んでいます。
過食嘔吐になり、3ヶ月経った頃、やばいと思い、すがりつく思いで精神科に行きました。
先生の第一声は『なんでもっと早く来なかったの、食べられなかった時に来てくれたら良かったのに。
食べられないのは病気だよ』と言われたのを今でも覚えています
。
家族構成や両親の不仲などを涙をボロボロ流しながら話しました。
神経性大食症と診断され、出された薬は抗うつ剤と
自律神経系を安定させる薬でした。
出された薬を処方通り毎日服用しました。
過食嘔吐は毎日ではなくなりましたが、
薬のお陰だけではなく、我慢もしていました。
3日に1回にしようとか、過食嘔吐の食べ物を買う時は1回500円までにするとか。
1年経った頃は体重が43kg台になりました。
周りの人からは『ガリガリやん!!』や『病気なん?』と言われたり、何年か振りに会った人には『痩せすぎて誰か分からんかった』
とまで言われたのに、この場に及んで嬉しかったです。
3年経った頃は睡眠に悩まされました。
床に就いても1時間毎に目が覚めるようになり、毎日仕事中に居眠りするようになりました。
通っている精神科病院で
睡眠専門医の居る大学病院に紹介状を書いてもらい、診てもらいました。
結果は私の睡眠時間不足でした。
睡眠専門医の先生は過食嘔吐の件は問診表や
紹介状を書いてもらった病院からの情報を私に確認する程度でした。
※摂食障害の患者さんは良い治療を受けてもマイナスな受け取りをする傾向があります。
あくまで参加者の感想であり、センターの立場とは一切関係ありません。