過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

最初は軽い気持ちでしたが、食べ物のことしか考えられない状態に

会社員 31歳 O型 神奈川県

過食だけで17年間。

体重が増減する酷い過食は今回で4回目となり、
その間、ストレスが重なるとより大変です。

小さい頃から小学生まではバレエを習っていて、体型など気にしたことありませんでしたが、中学校で過食症を発症し7キロ太ってからは、常に自分の体にコンプレックスを抱き生きてきました。
高校では、知らない男子から太っている事を理由に後ろ指を指されて、嫌なことを言われたこともあります。

もともと母親は健康体で、3回の食事はどんな時もきちんと摂る人でしたので、
ダイエットしなくてはと心の中で感じていても、食事を抜いて痩せるということは頭にありませんでした。

ですが20歳を超え、社会人となり代謝も少しずつ落ちてきたころ、食事を制限すれば痩せられるという事を覚えた頃からでしょうか。
度々偏食をするようになりました。

それから結婚・出産を経験し、さらに体重の増減を知った私は、少し体重が増えたら食事を制限する、といったように、軽い気持ちでいました。

そういった浅はかな行動を重ねていくことにより、今のような酷い過食症を呼び起こしていたことにさえ、ここにたどり着くまでは気づきませんでした。

今までは食事もある程度制限できたし、過食症が難病だとも思いもよりませんでしたが、気づけばもう時すでに遅し。
朝から晩まで一日中、何を食べようか、次はあれを食べよう、明日は何をいつ食べよう、とばかり考えています。
仕事中も食べ物をあさり、自宅へ帰って子供と居ても夕飯を詰め込むだけ、その後また何を食べようか考えているばかりで、人との繋がりさえも面倒で後回しにして、過食することだけを最優先としてきた数ヶ月でした。

私はこの数ヶ月、子供が困っていても、泣いていても、食べることしか考えていなかったので、わが子なのに本当酷い母親だったと思います。
子供が一番身近に、敏感に母親の私の異変に気づいているはずです。

今は症状が治まってきて、子ども達との会話も以前のように楽しいと思えるようになってきたし、また子供に関心を持てるようになりました。

ここに出会えていなければ、
私はこのまま過食がさらに進み、仕事も続けられなくなり、人とも合えなくなり、家族はそんな私を理解するどころか、私から離れていってしまうんだろうと思うと、とっても怖くなりました。

今すぐ、本気で治したいです。
過食症じゃなかったら、世界がどんなに明るく楽しく思えるのでしょう。