過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

子供の為、過食嘔吐も止められると思っていた

女性 公務員 36歳 B型 岡山県
妊娠がわかって、子どもの為なんだから、これで過食嘔吐も止められると思っていました。
それなのに、妊娠が分かっても治まらない症状。
お腹の赤ちゃんにごめんねと思いながらも止まらない過食嘔吐に自分が情けなくなりました。
一人の体じゃないのに、赤ちゃんに明らかに悪影響なのに、過食嘔吐を優先してしまう自分が許せませんでした。
お腹が大きくなっても食べ物で大きくなっているのか見分けがつかないほどで、胃のあたりのギリギリのところを圧迫しながら嘔吐していて、母親になる資格はないと感じていました。
インターネットで胎児に影響するというのを読んで恐怖を感じながらも止められませんでした。
それでも赤ちゃんはお腹の中ですくすくと育ち、分娩後には数時間保育器に入りましたが元気に生まれてきてくれ、安心したのを覚えています。
入院中と里帰り中は過食嘔吐の症状は治まりました。
子どもの顔を見ていろいろと実感できたので、もう大丈夫かな、このままなければいいなあと思っていましたが、里帰り期間を終えると、モヤモヤと食べたい気持ちが膨らんできて再発してしまいました。
少しだけと思いながらも気づくと大量に…。
母乳にも影響すると思っても、頭ではわかっていても、やはり治まりません。
子どもが寝た一瞬の隙に、近くのお店に食料を買いに行き帰ってすぐに全部口に運び込みトイレへ。
急いで帰ってきても起きて泣いていることもありました。
子どもの顔を見て申し訳なくて情けなくて、後悔して。
何度今日で終わりと決意しても毎日繰り返していました。
本当にひどい母親です。