過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

気がついたら毎日イライラ

私が摂食障害になったのは長女を妊娠した頃からだった。
つわりの時期はともかく、
安定期に入って食欲が戻り病院では10キロまでなら太っても良いとされていたのにも関わらず
私自身10キロ太る=醜くなってしまうという強迫観念から
毎日がカロリー計算と食欲の戦いだった。
本当は赤身のあるお肉だって食べたい、揚げ物だってすごく食べたいのに
病院での薄味、低カロリー指導、炭水化物を減らす等
とにかくすべてをきっちり守らないと私は
醜くなってしまうという思い込みから
毎度の検診の度に体重を気にしていた。
病院の検診が終わる度に甘い物を食べるスイッチが入り、
今考えるとその頃から私の摂食障害は始まっていったと思う。
長女出産後、
体重はかつてないほど痩せて母乳で栄養をとられたり、
産後の疲労からか食べても食べても体重が落ちていく日々でした。
そんな理由と妊娠中の厳しい体重管理から逃れられたことから、
甘い物の過食が始まりました。
今思えば、本来なら妊婦が太るのはごく自然なことなのに、
どうしてもっと自分を労わってあげなかったんだろう・・・と思っています。
産後1か月手伝いに来てくれていた夫の両親は帰り、
その後もほぼ毎日甘い物の過食、
気がついたら毎日いらいらしてせっかく生まれてきた赤ちゃんを
正直可愛かったんだろうけれど、
常いらいらしていたのでどこか可愛くないところもありました。
家事もままならない、
夜泣きで眠れない、
身体が疲れているにも関わらず、
子供のために自分も家に篭っているから過食に走るんだ・・・と思い、
外出してもだめでした。
そんな中で次女を懐妊して、
この無料相談を受ける現在までは1週間から10日に1度の割合で過食がでていましたが
ここ数日止まっています。
子供はとっても可愛い。でも常にいらついているのも事実。
この現実から逃避するために私自身過食していることに気がつきました。
また、過食は親子間で連鎖するというのを聞いて
改めて自分の子供にはそうなってほしくないと思っています。
依存は依存を生み出すだけなんですよね。
どんなに都合の悪い事があっても、その感情から逃げることはしません。
ちゃんと勇敢にその感情と向き合って、対処していこうと思います。
娘二人にはそういう強い母ちゃんを見てほしいです。
何事も完璧にはできませんが、
ここでちゃんと過食を治すのが私ができる娘二人への愛なのかなと思っています。