過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

過食症再発

女性 主婦 29歳 北海道
妊娠中もたまに過食してた。
体重制限で一回医師に注意されて、
そのあとは体重測定が恐怖で、
毎日毎日体重を計って一喜一憂してた。
お腹の子供が無事成長してるかどうかなんて二の次。
食べたい、でも食べたら太る、でも食べたい。
たまに食べ過ぎて、次の検診までに過剰なコントロールをして。
それでも嘔吐さえしなければ、過食症は治ってるんだと思ってたから、
自分が病気だなんて思ってもいなかった。
子供も生まれて、過食症は完全に克服したと思ってたのに。
半年前に、
学生時代気が合わなかった(当時の彼氏に私を悪く言った人)友達と再会した。
彼女は摂食障害で30kg台まで体重が落ちてた。
ここまでなっちゃう病気は嫌だな、と思ったけど、そこまで痩せちゃうのは羨ましかった。
もう嘔吐なんて絶対しないと思ってたのに、
あるとき過食しちゃって、「太っちゃう」って思ったら怖くなって、
あの友達のこと思い出して吐いてみたら簡単に吐けてしまった。
これが過食嘔吐再発のきっかけ。
一度は治ったと思ってただけにショックは大きかった。
自分が信じられなくて、何もかも信じられなくて。
今度は子供が見てる分、余計に自分のこと責めるようになってた。
泣いてるのに、抱っこをせがんでるのに、応えてあげられない。
それどころか、異常な姿を見せ続けてる。
これがどれだけ子供の心に悪影響を及ぼすんだろう、と思ったとき、
「絶対治そう!」って思えた。
今までいろいろな原因とかきっかけとか背景とかあったけど、
過去のことをずっと恨んでても進歩はないから、未来に向かって進んでいきたい。
家族も、自分も幸せな未来に。