過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

満たされない心を抱えて・・・

女性 会社員 22歳 A型 大阪府

過食症で一番つらかったのは、やっぱり太ることでした。

小さい頃は食が細く、両親も心配していたようです。
なので、食べるだけで無意識のうちに私を褒めていたのかもしれません。

高校生の時、異常に食べる私を見て友達が大爆笑して楽しんでいたので、みんなの笑顔が見たくて朝からずーーっと食べていました。
過食症なんて意識はありませんでしたし、全然辛くなかった。

学食のテーブルの上に仁王立ちになって「私の胃袋はブラックホールだー!!」って叫んでみんなを笑わせていた。

15歳の私、みんなに必要とされたくて頑張っていたんだね。

22歳、今から3ヶ月前に私は過食症だと気付きました。
原因も治療法も分からなくて、ダメダメって思いながら菓子パンを流し込んでいました。

次の日の顔のむくみや肌荒れ、体の重さ、自己嫌悪、、、この病気を抱えている人は言葉にしなくても経験済みだと思います。

ダイエットの決意、挫折、カロリーへの執着心。
痩せてるよって言われても、疑心、不信。素直に受け止めれなくて無駄に謙虚、心の壁。自分の殻。
そして自己嫌悪からの過度な八方美人。そんな人に、心開かないよねって今なら思います。

体の安売りもしました。いい子を演じたら、人が寄って来ると勘違いしていました。

そして、私の心に土足で上がりこまれそうになると、逃げていました。
無視をしました。そしてまた違う人に体を預けました。
その繰り返し、心が満たされていなかったんだな、きっと。

そんな私の男関係の話は、女友達の間で武勇伝としてネタにして、笑いを誘っていました。

軽い女、そう思われてもいいし~とか爆笑しながら、彼氏に愛されてる女友達が羨ましかった。
彼氏を愛してる女友達がかっこよかった。
彼氏に好きって言われても心に響かなくて、私の何を知ってるねんって見下しながら関係を続けて、束縛され出したら逃げてた。
またネタにして、キモイやろ~って言いながら女友達に話してた。

水商売もしたけど、親や友達に隠れて風俗もした。AVも出た。けど満たされなかったし誇りを持てなかったから辞めた。
AVは、お金もよかったし楽だったから辞めるのに時間かかったけど、、、もう8ヶ月前に完全に足を洗った。
本業として頑張ってる人には失礼ですよね、けど私には堂々と胸を晴れる過去じゃなくて、同じ思いをした人もいるかもと思って書きました。

体を売ることやAVをやめてからは、大食いから過食になりました。

親に隠れて部屋で過食、彼氏や友達に隠れて帰り道に過食、職場の人に隠れてトイレで過食。

トイレで音姫を流しながら過食している自分は、本当に情けなく感じていました。
なんで食べてるの、なんで買ったの、いつのまにコンビニに行ってレジを済ませたの。
店長に「ランチどこ行ってたの~♪」って聞かれて、平然と笑顔で「お弁当ですよぉ~♪」って答えながら口の中はクリームの味でいっぱい、下剤飲まなきゃって気持ちしか無い。

そして帰り道に、またコンビニをはしごして過食して、後悔して下剤飲んで睡眠薬飲んで、フラフラになりながら帰宅して化粧もそのままで死んだように寝る日々。

親には「今日も忙しかったぁ~足いたぁ~い!!」って必死に言いながら。
ハイブランドのアパレル販売員として、バリバリ働く娘を演じていたと思います。