過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

妊娠しても止まらない症状

女性 自由業 39歳 B型 大阪府
結婚して12年。
一度子宮外妊娠で子どもを亡くして以来、できなかったので、
私は子どもにご縁がないんだ…と、すっかり諦めた矢先、
妊娠判りました。
本当に嬉しく、心が幸せでいっぱいになりました。
「妊婦さんだから、太っていて当たり前。
 ’妊婦さんだから’ってきっと思ってもらえる。
 この機会に思いっきり食べよう!」
と思ったのに、病院の指導で、
「体重が10kg、20kgと大量に増えると、
 産道に脂肪がつき、難産や妊婦高血圧症の原因になる。
 体重は、妊娠前+8kgまでが理想。多くても+10kgまで!」
と言われました。
そのこと自体は別に大変なことだとは思いませんでした。
苦しかったのは、毎月の健診のたびに、
お医者さん、看護師さんに
「体重が増えすぎていますよ。」とか、
「ちゃんと気をつけていますか?」と、しつこく言われることでした。
増えすぎていると、
「摂生ができない、だらしない人」と言われているように聞こえ、
自分にも負けているようで、苦痛で苦痛でしかたなかったです。
今までは、過食とダイエットを繰り返す日々で、
脂肪とむくみで1晩に1.5kgとか増えていることなど、しょっちゅうなので、
「一ヶ月に増えていいのは、1kg~2kgまで。週で割ると500gまで。」
といわれて、そんなこと、絶対無理だ…と絶望しそうになりました。
今までかろうじて食を衝動を抑える助けにしていたタバコは、
赤ちゃんのためにやめ、
カフェインもよくないというので、
好きなコーヒーもカフェイン入りは飲めなくなり、
食事を減らしても、減らしても、妊婦の体はホルモンの影響か、
すごく太りやすくて、ついには、
「運動」(ウォーキング)しかない!と思いました。
それまでは、キツイ水泳をして、過食で太るばかりの体重を
なんとか普通の人程度に無理やり抑えて隠してきたので、
お腹が大きくて大変なのに、
仕事で疲れて、お腹ペコペコで帰ってきているのに、何も食べず
ルームランナーで、2kmも3kmも汗だくになって歩きました。
そのおかげで、指導どおり、ギリギリ8kg以内の体重増加に抑えることができ、無事子どもが生まれました。
「出産後、母乳育児なら、食べても食べても痩せるよ」
といろんな人に聞き、「妊娠中の体重管理の苦しさと、過食後の体重増加の苦しみから、その一時期だけでも逃れられる!」と心から産後を楽しみにがんばりました。
母乳を出すための努力もすごくがんばりました。
正直、赤ちゃんのため、よりも、母乳を出すことでで
太らなくなりたいがため、だったかもしれません。
でも…どんなに母乳を出しても、出しても、
24時間の育児疲れですっかり心のたがが外れて、毎日まいにち過食しつづける
私の体は、痩せるどころか、せっかく戻った体重は
どんどん増えつづけ、心の中が砂漠のように枯渇してきました。
もう私は、ラクになりたいです。
赤ちゃんと早く心から笑いたいです。