過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

拒食、過食症の13年

女性 主婦 31歳 O型 愛知県

16歳の時、家族や周りからちょっと太った?という言葉から軽い気持ちでダイエットしました。そこから拒食症に。
気づけば生理も止まり、体重も52キロから、ひどい時は38キロに。
写真で自分の姿を見た時はぞっとした。ミイラが笑っている。私は何を目指しているんだろう?と思いました。
体も冷え、耳鳴りもする。疲れやすくて眠い日々・・・。

そんな時、幼なじみの友達と偶然会った。彼女はどちらかというと、ぽっちゃりしている。ただ、とても明るく彼氏も出来て日々が楽しいと言う。
そうだ。太っていることは悪いことだと決めつけていたのは私だけだ。
このままじゃいけないと、食べようと努力をした。

ちょうど夏で、大好きなスイカを食べたら、どんどん食べられた。普通に食べられるようになったと思った。
だけど、どれだけ食べても何か満たされない。気づいたら隠れて食べるようになり、過食症になっていた。

親は痩せていたのが元に戻って嬉しいとしか思っていなかった。
明らかに食べ過ぎなのに、それを見てよかったよかったと・・・。

今も私が摂食障害だということを知らない。

気づいて欲しかった。叱って欲しかった。私は子供だった。

まさか13年後も過食で悩んでるとは思いもしなかった。

結婚して、子供が出来て、その度に治るきっかけになるかもしれない!と思ってきたけど、一時的なもので、また再発する。
食べたい衝動を押さえると、また拒食症になるんじゃないかという不安と言い訳で、食べ物を探してしまう。
朝から食べ物のことばかり考えてしまう。

子供にも、すぐイライラしてしまう。
自分の事もちゃんと出来ていないのに、子育てをする資格は無いのでは?とも思う。

けど、衝動が起きない日は子供に笑顔で優しく接することが出来る。
少しのわがままやいたずらも、怒らず話すことができる。
普通のお母さん達はこうなんだろうなと息子をかわいそうに思った。
すぐにイライラ眉間にシワを寄せるお母さんから卒業したい、卒業しなきゃいけない。