36kgから76kgへ
摂食障害は時間とともに自然と治っていく病気ではありません。
食べる体力さえ残っていれば、70代まで続く可能性がある とても怖い病気です。
発症して10年未満の人は「いつか治るだろう」と、病気を甘く見がちです。
ブログに書かれている体験談を、単なる「ひとごと」として読むのではなく、この先同じような事態が自分にも起こるかもしれない と、身近なものと意識して読んでみましょう。
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女性 会社員 40歳 B型 群馬県
今から20年前、私は拒食症になりました。
体重は36キロ、骨と皮だけの身体で成人式を迎えました。
きっかけは、小さい頃からの自分に対するコンプレックスと父親の母や私に対する精神的DVでした。
またいじめにも遭い、ブスだのデブだの臭いなど本当に苦しい思春期を過ごしました。それで痩せてきれいになって、いじめた人たちを見返してやるって、食べないダイエットをしたのがきっかけです。
生理は止まり、肌や髪の毛はボロボロ、親は私の姿を見て泣き崩れました。
今もその後遺症で、生理不順で不妊症になり治療してます。本当に後悔しています。
ところが、拒食の時期のある日、一枚だけだと思って口にしたクッキーがたまらなく美味しくて、気がついたら一箱食べ終わっていました。拒食から約半年後です。
それからは過食の一途でした。
夜中だろうが早朝だろうが、コンビニに走り菓子パンやお菓子をたくさん買い込み食べてました。体重はどんどん増え、20キロくらいはすぐに太りました。
それからは過食症です。
一番太ったときで76キロでしたから、40キロ増えたことになります。
身体にものすごい負担を与えていたんです。たまに嘔吐もありましたが、今ほど上手に吐けず、過食のみだったせいもありました。
しかし12年前、上手に吐くコツを知り、それから現在まで、量は減りましたが、ずっと過食嘔吐は続いています。この20年、心療内科にも通院していますが、安定剤を処方されるだけで、何にも解決していません。
過食症も拒食症も、どちらも本当に恐ろしい病気です。
もし、今も私と同じように苦しんでいる方や過去に苦しい思いをした方、そして完治を目指している方々、私と一緒に、この病気を治しましょう。