過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

普通、食事の後って吐かないよね。

太りたくないのに食べ過ぎてしまう、
吐きたくないのに吐いてしまう、
食べ物のことを考えたくないのに考えてしまう

「どうせ吐くのに何で食べているんだろう。」
「太りたくないならこんな食べなきゃ良いのに。」

頭では分かっているのに、心は食べたい気持ちでいっぱい。

過食症は、そんな病気です。

*——* *——* *——* *——* *——*

女性 会社員 28歳 B型 東京都

過食嘔吐をするようになって約2年です。

もともとイライラしたりストレスが溜まると食に走る傾向はあったけど、
ちょっと食べ過ぎてしまったときに吐く程度でした。
とにかく太りたくなかったんです。

でも、吐くことに抵抗がなくなってしまい、
この2年の間に吐く前提で食べるようになりました。
食べる量は発症当時に比べたら3倍くらいになっていたと思います。

初めて吐きダコが出来たとき、ちょっとやりすぎかなと思ったことはありましたが過食嘔吐は止められませんでした。

発症から1年半経過した頃です。
モーニングを2食分食べて出勤して、
通勤途中でコンビニでパンとか買って会社に着いてまた食べて、吐く。
ランチでボリュームがあるものを食べて吐く。
外回りがある仕事なので、外出している間・移動途中などにコンビニに
寄ってはおにぎりやパンを買って食べる。会社に戻って吐く。
仕事が終わって家に帰るまでの間にまたコンビニやスーパーでお菓子・パン・
おにぎりを買って食べる。
それとは別に夕食(食材やお惣菜、お弁当)を買って家で食べる。そして吐く。
一番症状が多いときで、1日に3回~4回食べて吐いてを繰り返していました。

相談前は週4~5回くらいのペースで過食嘔吐していました。
1日の回数はだいたい1回。多くて2回。

家族や友人ではないのですがたまたま過食嘔吐をしていることを話せた人に、
「普通、食事のあとって吐かないよね。それ病気だよ。真面目に病院に行った方がいいよ。」
と言われました。

自分の中では過食嘔吐はただの習慣みたいなもので「病気」という認識がなかった
ので、このままではダメだと思って相談をしようと思いました。