過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

食べ物に支配されている生活

発症当時、「過食はいつか治るだろう」と思っていませんでしたか。
でも実際は、想像したこともなかった苦しい生活を、今のあなたはしているはずです。

いつか、自分にもこんな大変な未来が来るかもしれない
そう思いながら読んでみてください。

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女性 自由業 39歳 A型 広島県

過食が始まったのは五年前、最初は、せっかく痩せたのに太るのが嫌で…
でも食べたい…
一度吐いてしまったのがキッカケでした。
吐けば太らないんだ~

当初は過食嘔吐もかわいいもので、夕食をお腹一杯食べて、夜トイレで吐いていました。
週二回が四日になり、あっという間に毎晩になっていました。

辞めないと と思いながら中々辞められず…

それから買い食いを覚え、仕事帰りに、パンや、甘い物を買って、夕食後に食べて、吐いていました。
それから、しばらく経つと、夕食後だけだった過食が、毎食後に。
もうその頃には、食べ物が目の前にあると食べずにはいられなくなっていました。
もう止められなかった…

ここ一年は、朝、家でご飯と味噌汁を普通に食べ、家を出て、会社に行く途中で、スーパーに寄り、買い物。
幸い、早朝は半額になっている物が多く、コロッケ8個、大福5個、菓子パン6個、クッキー…1500円前後を買い、通勤の車の中で食べ、会社の始業までに吐いていました。

午後、次の仕事先に行く前に、またスーパーに寄り、
揚げ物(コロッケ、唐揚げなど)10個、お好み焼き2枚、たこ焼き2パック、パン5個、ポテチ2袋、1500円前後。
それを車の中で食べ、吐く。

家に帰り、今度は親が用意してくれている昼食。
ご飯におかず。お菓子にミルクと砂糖たっぷりなコーヒー。
これだけではもちろん足りず、スーパーでパン5個とアイスクリーム一箱。約800円。
それからまた吐く。

吐き終わったら、やっと仕事。仕事も休みがちでした。
9時に仕事が終わり、スーパーに寄って、半額になってる惣菜(唐揚げ、コロッケなど)やお弁当、おにぎり、うどん2玉、パンなど1500円前後を買い帰宅。

まず、用意されている夕食を食べ、それからみんなが寝静まり、買い込んだ食料を食べる。
食べながら、もちろんビール。多い時には4本くらい飲んでました。あと、1.5リットルの炭酸ジュースも。
これだけ食べ、飲めば、お腹ははちきれんばかりにパンパン。
それからまた吐く。

吐ききってしばらく経つとまた何か食べたくなり、家にストックしているカップラーメンや冷凍食品、レトルトのカレーに、食パン。余っているごはん。お菓子にチョコレート。
それからやっと就寝。毎日夜中になっていました。
本当に辛い毎日でした。

お菓子やチョコレートは大袋のファミリーパックが当たり前、袋の菓子パンでは物足りなく、パン屋さんを何件も周ったり、ケーキ屋さんを何件も周ったり、コンビニのスイーツを買いしめることもありました。
もう自分ではコントロール出来ない過食の悪魔に支配されているようでした。

夜中に、吐かなきゃって目が覚める事も。
起きている時も寝ている時も頭の中は食べ物の事ばっかり。
何のために食べ、吐いているのか、分からなかった。
毎日何千円もトイレに流していました。
一日5回も吐けば、身体ガタガタ震えるし、悪寒がし、頭痛もひどくなっていました。
でも辞められなかった。
5年で食べる量も、金銭的にもこれだけ増えた。
これから先、どれだけの食べ物と、お金と、時間を費やす事になるのか?

私は今回の相談を機に、絶対に過食症を治します
だから今まで誰にも話す事が出来なかったこのひどい症状を、今回ここにありのままに投稿しました。
本当に怖ろしい過食症と縁を切れるように、頑張ってみます。
皆さん、もう少し私に力を貸してください。
一人では治せないけど、みんながいたら、治る気がする。
今わたしは一人じゃないから。