過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

長期戦だという言葉の意味

女性 会社員 34歳 O型 宮城県

宮城県
勾当台クリニック

3年前に勇気を出して心療内科に通いました。
その時が過食嘔吐のことを初めて人に話した時です。
優しい言葉をかけてくれたことがとても嬉しかったのを覚えています。
治療は先生との会話と安定剤を処方してもらい毎日飲んでました。
ずっと隠して悩んでいたことを初めて人に話せたことからか、症状は落ち着いてそれまで毎日だったものが週に一回、翌週には全く出なくなりました。
先生は無理はしないでゆっくり治していこう、またこの病気は一度止まっても再発の可能性が高く長期戦となることを教えてくれました。

その後順調に10ヶ月くらいは症状も止まり、病院に通うのも止めてもう大丈夫だと思ったのもつかの間…
どうせ食べても吐けば平気、ちょっとくらい…という安易な気持ちで過食嘔吐、そこからはまた癖になり量も金額も頻度も多くなって行きました。
正に治ったと錯覚していた、一時的に止まっていただけ。
この病気がいかに根強いか、先生の長期戦になるという言葉が甦り痛感しています。

※摂食障害の患者さんは良い治療を受けてもマイナスな受け取りをする傾向があります。
あくまで参加者の感想であり、センターの立場とは一切関係ありません。