過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

カウンセリング?と、無責任な対応

女性 主婦 30歳 AB型

私が初めて摂食障害の治療を受けたのは中学3年生の時、愛知県知多郡南知多町にある南知多病院という所です。

当時は自分の意思で病院に行ったのではなく、親に連れて行かされたのです。

過食嘔吐になってましたが自分自身病気とは思っていなかったし、地元で有名な精神病院に通うことが恥ずかしいのもあってほとんど嫌々でした。

訳が分からぬまま診察を受けて、カウンセリング治療を受けることになりました。

カウンセリングをしてくれたのは20代前半くらいの女の人でした。

好きなことをしながら話そうという彼女の方針で、当時始めたばかりの編物を毎回カウンセリング中、彼女と一緒にやってました。
時には合わせ絵を見せられてその絵が何に見えるかとか、模型のおもちゃを机の上に好きなように並べてみたいなこともしました。

なんでこんなことするんだろう、こんなことして何の意味があるんだろう、と当時は疑問に思ってました。

それでも治療を始めてから症状は治まりました。
恐らく彼女は過食症の専門ではなかったと思われます。
でも中学時代友達がいなかった私はカウンセラーという話し相手ができたことで、心に何らかの変化が起きたのでしょう。
治療という名目は嫌でしたが、彼女のことは嫌いではなかったのも要因だと思います。

中学卒業とともに通院を止めましたが、その後高校になって過食嘔吐が再発。
再び彼女のカウンセリングを受けることになり、前と同じで編物をしながらのカウンセリングでした。
その時も治療している間は症状が治まりましたが、高校卒業と同時に通院を止めると再発しました。

一時的にしか効果のないカウンセリング治療に疑問を持ち、仕事をするようになってから過食が治まったのでその後は一度も行っていません。

今年になって出産して過食嘔吐が再発。
夫の後押しもあって病院で治療しようと決めました。

以前通っていた病院は現在躁鬱病になった母親が通院しているので敢えて避け、助産師さんから評判が良いと聞いた心療内科に行くことにしました。

ところが予約の時点で1ヶ月先まで空きがないと言われ、仕方ないので1ヶ月待ちました。
いざ行ってみるとカウンセリング治療でしか治せないけど、今はカウンセラーと連絡とれないから最優先で折り返し連絡すると言われその日の診察は終了。

現在2週間以上経ってますが未だに連絡がきません。
期待していただけにガッカリです。

※摂食障害の患者さんは良い治療を受けてもマイナスな受け取りをする傾向があります。
あくまで参加者の感想であり、センターの立場とは一切関係ありません。