過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

費用に見合わないカウンセリング

女性 主婦 34歳 O型 大阪府

私に染み付いた過食嘔吐、自分じゃ治せないって思い悩んでいた。

しかし過食嘔吐の事、主人には絶対にばれたくない。
過食嘔吐してる醜い私は絶対見せない!彼の前では健康で明るい普通の妻でいたいと思っていた。
医療機関に掛かると毎年一度通院履歴が送られてくる。
○○精神科ってどういうこと?ってバレるから今まで病院は避けてきた。

しかし自分に限界がきて、評判の良い、大阪市東淀川区平井クリニックの平井院長先生の元へと通った。
主人には、最近ヒステリック気味だからって自分から嘘を告げた。
(主人への言い訳がこんなに簡単だったんだって気付いた)
週に1度の診察で、3回目まではみっちりとテストを受けさせられた。
(テスト結果、そういえばちゃんと聞いてない)
初めて面と向かって人に、自分は過食嘔吐をしていると伝えた。
涙が止まらなかった。先生が私を救ってくれる!って希望に満ちていた。

通院中先生が私に言った言葉で覚えているのは
・何が不安ですか?
・1日に過食嘔吐に費やす時間のせいで、日常生活に困っている事はありますか?
 困ってないなら問題ないのでは?
・過食を我慢する必要はないですよ。
・嘔吐したからって歯が溶けたなんていう人、今まで聞いたことないですよ。
・過食嘔吐は寂しさの穴埋めですから、趣味や楽しみを見つけてください。

そして毎日の日課として、1日の過食嘔吐記録を書いた。
過食症患者に良く効くからと、パキシルという抗うつ剤を1日2錠処方された。

しばらく通ったけど、症状は少しも治まらないし、症状が起きた時の対処法も教えて頂けず、薬の効果も感じられなかった。
行っても無駄だって・・、私は通院を止めた。

しかし、何とか治したい!1ヶ月後また同じ病院に通院し始めた。
勝手にストップした私を先生はきつく叱ったけど、私の決意を伝えると診察と併用でカウンセリングを受けると早く完治するとおっしゃられた。
カウンセリングには別に1回5000円。

もうあとに戻れなかった私はお願いした。
高額なカウンセリング代は、主人には内緒で実家に援助してもらった。
(本当に情けないし、最低な人間だと思う)

診察は依然と何の変化もなかった。

カウンセリングは1回50分で自己紹介から始まった。
過食嘔吐を治したいって言っているのに、毎回私の人生を振り返ることに時間を費やした。
確かに、忘れていた幼い頃の記憶や感情、家族との関わりなど再発見もあり、過食嘔吐を繰り返す根っこを探していたとは思うが、それが治療へと結びついた意識はない。
カウンセラーと私との相性も良かったと思うが、高額な料金に見合う内容ではなかったと思う。

私はただ治したかった。
私の性格分析と、人生の振り返りで1年近く通ったけど結局治らなかった。
むしろ経年増加で増えてしまった。

それがこちらで相談を始めてピタッと症状がストップした。
病院では疑似軽減も起こらなかったのに。
やはりプロの回復法と、みんなの支えあい励ましあう気持ちは本物だと思う。

今ならできる!ここでなら出来る!

※摂食障害の患者さんは良い治療を受けてもマイナスな受け取りをする傾向があります。
あくまで参加者の感想であり、センターの立場とは一切関係ありません。