過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

過食嘔吐がない妊娠出産子育てをしたかった・・・

気がつけば、過食嘔吐18年・・長い月日がたちました。

進学して上京して、一人で生活したら・・ものすごく悪化しました。
過食嘔吐になったきっかけは、『吐けばいい』と目にした文字。
でも、色々な心の闇が、それを習慣にし、やめられなくなり、それに頼って精神安定にしてしまった。

仕事に夢中でも、今の主人と出会っても、引越ししても、妊娠しても、出産しても、子育てしても、変わらなかったのは過食嘔吐だけ。

主人に知れるのだけは嫌で、なんとかやめたこともあったけど、帰宅前に吐くことを覚えたら、また始まってしまって、妊娠してつわりがひどくて仕事を辞めて、つわりが落ち着いたら、毎日毎日、スーパーで袋いっぱい食べ物を買って、いっぱい食べて吐き出していた。

お腹が大きくなっても、ずっと・・やめられなかった。
赤ちゃんが大きくなってきて、胃が押されるようになると、長年の過食嘔吐のせいで、逆流性食道炎になって、胃カメラ飲んで・・・

先生に、胃と食道の間が広いと言われました。
『前々からなんじゃない?』って、ドキっとすることを言われました。

たぶん嘔吐のせいです。
お腹が大きくなってから、本当に簡単に吐けるようになっていました。

2人目のときも、食道炎はひどかった・・・
後期は、枕を高くしないと眠れませんでした。

初めての出産後、忙しさや、人生で初めて自分が主役になれたような満たされた気持ちがして、半年近く止まったけど、やっぱりまた始まりました。

子育てになれた頃・・子供を昼寝させ、たくさん食べる 吐く。
たまに吐いているときに泣き出して、おきて私のところまで来ることもありました。
かわいそうなことを、ずっとしてきました。

今、2人の子供にTVを見せ、お菓子を与え、おもちゃを与え、その間に嘔吐しています。
情けない毎日。

相談して、2日症状が出ていません。
以前、擬似停止を経験したことがあり、今はかなり冷静な自分がいます。
ただひとつ、心が落ち着いていること・・それに少し救われています。

妊娠したときから、こんな気持ちで、ずーーーーっとこれたら・・・
子供にももっともっとやさしく出来たし、もっともっとたくさん一緒に遊んであげられたのに・・・

時間は取り戻せない。
でも、私の心を回復させて、私が元気に楽しく生活しないといけないと、相談しながら気づかせてもらいました。

過食嘔吐がない妊娠出産子育てをしたかった・・・

後悔しても仕方ないけど、やっぱり後悔するから、足を踏み入れずにすむなら、そうして欲しいです。
自分のため、愛する我が子のため・・・