過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

つわりがきっかけで悪化

お腹に赤ちゃんがいても無理やり吐く。

この心の苦しさは健康な人には理解しがたいものでしょうね。

(以下相談者の方の体験談です)
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女性 主婦 30歳 AB型 愛知県

妊娠初期、私はつわりで肉と甘い物が食べられなくなりました。
特に大好きな甘い物が食べられないのが辛かったです。

つわりピーク時には食べ物自体受け付けなくなり、体重が7㎏減。
色々なダイエットを試しましたがそこまで痩せれなかったので内心喜んでいました。

でもバイトの子持ちの先輩からつわりで減った体重はつわりが終わると元通りになって、むしろ増えると聞かされました。
この話を聞いて私はせっかく減った体重を増やしたくない、そう思いました。

仕事中に度々少量の出血があって切迫流産の薬を処方されたり、体力的に辛かったのもあって4年近く働いていたバイトを辞めました。

専業主婦になり、家に一人でいる時間が多くなりました。
家事以外何をしていいか分からず、時間を持て余す日々。

知らない土地で話し相手は夫くらい。
その夫も仕事で疲れて会話の途中でも寝てしまう始末。
その事で何度も夫と喧嘩しました。

頭では仕方ないことと分かっていても妊娠中で精神不安定なのもあって気持ちがついていかなかったのです。
そんな生活で段々不安とストレスが溜まっていきました。

気晴らしに買い物へ行っても自分で稼いでいた時と違い夫が稼いだお金なので、以前のように気兼ねなく買い物ができなくて、それがまたストレスに。
ストレスが溜まる度に過食嘔吐をしてました。
過食しなくても食事の度に嘔吐が続きました。

水を飲んでも吐いてしまい、加えて去年の極暑で大量の汗が出るので眠れないほどの膀胱炎になり、お盆休み中の病院にかけ込んだこともありました。
幸い膀胱炎は薬をもらってすぐに治りましたが、その後は水分補給を心がけました。

妊娠中期になっても嘔吐が続いていたけど、つわりが長引いているだけと思っていました。

ある時、久しぶりにバイトの先輩に会って「少し顔が丸くなったね」と言われました。
ショックでした。

確かに最後に会った時より少し体重が増えていましたが、出産すれば減るし大丈夫と楽観視してました。

でもこの日から今まで以上に体重を気にするようになりました。

少なくなってた嘔吐の量が多くなり、過食嘔吐の回数が次第に増えていきました。

毎日朝の決まった時間に体重を量り、減っていれば安心感からか嘔吐が減り、増えていれば不安になり運動の量を増やしたり、無理にでも嘔吐しました。