過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

8年後の再発

ふとした環境の変化で過食嘔吐が止まることがあります。

しかし「過食をしないといられない心」がそのままの状態では
いつか再発してしまうことでしょう。

(以下相談者の方の体験談です)
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女性 会社員 23歳 O型 茨城県

部活の部長になったあたしに言った母親の言葉は
「お父さんが倒れて大変な時になんで部長になったの?!もっと家族を大切にしてよ!!」でした。
あたしは何も言えませんでした。

数日後、練習のし過ぎで疲労骨折をしてしまい暫く部活を休むことになりました。

部活に行けず家にいるしかなくなったあたしは激しい食欲に襲われ、
部活で走っていた時間をすべて食事につぎ込みました。
家に箱買いしてあったカップラーメン、冷凍ピザ、アイスが次々となくなりました。

すごい勢いで太っていき、太ももやお腹に肉われができました。
太っているのがわかり怖くて体重計に乗れませんでした。

2ヵ月後、太ったあたしを見つけた部活の顧問に嫌々体重計に乗せられたとき、
体重計の表示が壊れたのかと思いました。15キロも太っていました。

顧問に「部長が体重管理もできなくてどうする」と怒られました。

何とか痩せなくては・・・と思いテレビで嘔吐している細い女性をみて
単純に「吐いちゃえばいいんだ!!」と思い、早速トイレで指を口に突っ込み吐きました。

「これでチャラになった♪」とすごく安心しました。
「こんなに食べて太らないで済むなんてすごい!」とも思いました。
その時は・・・

その後過食嘔吐が癖になっていき、朝ごはんは学校のトイレで。
お昼の給食は友達の目を盗んで学校のトイレで。

夜ごはんはお風呂で。親が寝てから万引きしたパンや菓子を食べてトイレで嘔吐。
当時何をしているのかよくわからなかったです。

高校で寮生活が始まり、部活も軽くなると過食嘔吐は何事もなかったかのようになくなりました。
飲み会等で食べ過ぎて気持ちが悪くなってしまった時はたまに吐いていましたが、8年間すっかり過食嘔吐のことを忘れていました。

就職して地元を離れて1人暮らしを始めて3年目、
半年前に新しい仕事を任されたプレッシャーからなのか突然酷い食欲に襲われました。

少し痩せたいなーと思っていたあたしは食べ過ぎてしまったことに焦り、
急いでトイレに駆け込み吐きました。

最初の日のような安心感がありました。

その後職場でストレスを感じた日は仕事後に過食嘔吐するようになりました。
週に2~3回だった過食嘔吐が気がつくと半年で毎日になっていました。
休日はダラダラと1日中過食嘔吐を繰り返す日もでてくるようになりました。

支出が収入を追い越し、貯金が減っていることに気づきました。
英語の勉強をしようと思っていたのに全く進んでいないことに気づきました。

今日で最後・・・今日だけ・・・何度も思いましたが止められませんでした。

勇気を振り絞って地元の友達に
「食欲が止まらなくて困っている。」とだけ話すと
ここのサイトを紹介されました。

初めて自分が心の病気なのだと気づきました。
完治させないと何年も引きずってしまう病気なのだと知りました。
莫大なお金と時間を浪費してしまう病気なのだと知りました。

楽しい自分の未来のために完治させます。