過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

ただ、普通に食べたいだけ

食べることは生きていくために欠かせない行為。

他の依存に比べて過食症が辛いのは、
毎日食事の度の恐怖感に襲われることかも知れません。

(以下相談者の方の体験談です)
*——* *——* *——* *——* *——* *——*
女性 会社員 28歳 岐阜県

過食症になって、自分の時間や経験がとても制限されてしまったように思います。

望まないのに食べものにとらわれて、いかに多くの金銭、時間、信頼、女性性、選択肢、心の平安を失ってきたかと思うと、やるせない気持ちになります。

自分に自信がもてず、せっかく積み上げたスキルを放棄し、いたずらに時が過ぎ、チャンスをつかまなかったり、人との交流をさけるようになりました。

食べものに支配されるのは、本当に辛いです。
いつもすることだから、いつも惨めな気持ちになります。
こんな卑しいことなんてと、誰にも心から打ち解けることができません。

このまま朝がこなければいいのに、生きてるなんて苦しいだけ、と本気で思っていたこともあります。
どうして私は、皆と同じように食べて、味わうことが許せないし、ゆるされないんだろうと、自分自身を呪いました。

役にたちたいのに、何も手がだせなくなってる。
心も体も部屋も、あれに荒れて、いらない物で重く汚れていって、益々なにもできなくします。

過食症は怖い。苦しい。
蟻地獄の様に、一歩踏み入れれば、もがけばもがくほど深みにハマってゆく。