過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

良い患者を演じた

女性 会社員 28歳 埼玉県

過食嘔吐が始まったばかりの頃、自分の行動を異常だと思い、インターネットで色々調べて摂食障害ということを知り、摂食障害治療をしている心療内科クリニックを見つけて約10ヶ月通いました。

週に1回、臨床心理士と60分のカウンセリングのあと、5分程度主治医の先生に報告。
鬱等の症状はなかったため、薬の処方はなし。
自分が一日食べたもの、体重、感想を毎日日記のようにつけ、カウンセラーに提出する。

最初は症状が少なくなり、カウンセリングの効果も実感できたが、ある日症状が出てしまった。

しかし、一緒に喜んでくれたカウンセラーをがっかりさせたくない気持ちが大きくなり、嘘の報告をしてしまう。
カウンセラーの先生が、男性で年齢が近かったこともあり、恋愛感情を抱いてしまい、そこからは治すことより、先生と楽しくおしゃべり出来ることの方が重要で症状がでても、嘘の報告をし続け、結局『完治』ということになり、そのままカウンセリング終了。

今思えば『優秀な患者、良い患者』を演じ続け、カウンセラーの自信をつけさせただけのような気がします・・・。

※摂食障害の患者さんは良い治療を受けてもマイナスな受け取りをする傾向があります。
あくまで参加者の感想であり、センターの立場とは一切関係ありません。