過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

治りたくない心

「自分の個性だから」「ストレス解消だから」
「太りたくないから」「食べるのが好きだから」etc…

こういった『治りたくない』言い訳をするのは、摂食障害特有の心理状態です。

このまま病気を続けていて、本当に幸福ですか?

(以下相談者の方の体験談です)
*——* *——* *——* *——* *——* *——*
女性 無職 34歳 富山県

摂食障害になって、12年になりました。
最初はダイエットによる拒食症になり、一年後に過食症に移行しました。

進学で上京し、22歳の頃に飲食店の店長をやってました。
休みは月に1~2回程度で、朝から深夜まで働き、寝に帰るだけの生活でした。
スタッフは自分以外、高校生か主婦のアルバイトで、家に帰っても独り。
抱えている孤独・虚しさ・辛さ・プレッシャーを誰かにわかって欲しくて、
わざとダイエットしました。
どんどんガリガリになって、ボロボロになった姿を心配してくれるのが嬉しかった。
完全に、インナーチャイルドの働きですね。

倒れて実家に帰省しましたが、太りたくない、戻りたくない一心で、
一年間は普通の食事ができませんでした。

心療内科に行って、薬を飲んだりカウンセリングをしたりしたけど、
何の変化もありませんでした。
心は、拒食を抜け出したいと願っていませんでした。

そんなある日、ふと食べたアイスが止まらなくなり、
その日から過食が始まりました。
食べても食べても満足しない、ブラックホールのようになっていきました。

家族が寝静まった夜になると、コンビニを幾つもはしごし、
運転しながら食べ続けました。
ハンドルがベトベトでもお構いなしでした。
お金も気にせず、カゴにバンバン食べ物を入れて行く姿は、
餓鬼に取り憑かれてる様でした。

幼い頃から嘔吐恐怖症だったので、吐くことができません。
気やすめに胃薬と下剤を乱用し、浣腸まで乱用しました。
もちろん太っていきました。
どんどん太り、体を見るのが嫌でお風呂も入れず、
一年間は家に引きこもりました。

母親は全部知っていたので、辛い時はよく当たっていました。
泣き叫んだり、死にたいと言って家を飛び出したり。
申し訳ない気持ちで一杯です。

長くなるので、その後の生活サイクルは…
必死にダイエットをし、拒食で痩せてくる→普通に仕事もできて友達とも会える→反動で過食が酷くなる→仕事もできなくなり、誰とも会えなくなる→
これを何度も繰り返して、いつの間にか34歳になってました。
20代後半からは、アルコール依存症も併発しました。

この生き方にピリオドを打ちます。
いい縁をして幸せな家庭も持ちたいし、
生理も復活させないと子供も無理でしょう。
やりたい夢もあります。
いろんな理想の未来が、今の私にかかっています。
この書き込みをして良かったです。
完治の未来のイメージを、必ず実現していきます。