過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

甘い病気じゃない。

環境が変わって過食が軽くなるのは一時的。

根本から治さない限り、過食症はずっとあなたについて回ります。

(以下相談者の方の体験談です。)
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女性 会社員 32歳 東京都

私は、あるスポーツをしていて、スランプに陥り、仲間にもとても傷つくことをいわれ、
「体重が減ればできるようになるかも知れない」
という気持ちがきっかけで、過食嘔吐が始まりました。

体重は、あっという間に減ったものの、体力・集中力・気力も比例して減少していき、結局、上達しないまま引退をしてしまいました。

それから、過食嘔吐が習慣づいてしまい、
胃に食べ物があること、また元の体系に戻ることに恐怖心を抱くようになってしまった。

当時は一人暮らしをしていたので、好きなときに好きなだけ過食ができた。

「きっとこの環境がいけないんだ。お金もかかるし、実家に戻ろう」
と考え、実家に戻りました。

しかし、実家に戻れば戻ったで、常にたくさんの食べ物があった・・・。
その為、逆に食べる量も増えてしまった。

毎日、ふらふらになりながら会社へ行く日々。
親のお金で買った食料を無駄にしてしまったという罪悪感。

そんな私でも、結婚が決まり、
「彼と一緒に暮らせば、今度こそ症状もなくなるだろう」
と思い込んでいた。

しかし、この病気はそんなに甘いものではなかった。

一時期よりは量も回数も減ったものの、翌朝の疲労感や精神的なダメージは増加する一方で、仕事にもいけないこともあった。

あげく、生理も完全になくなってしまい、今は婦人科に通っています。

本当に恐ろしい病気。