過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

苦しさも辛さも倍増していく

女性 無職 24歳 東京都
小さい頃から食べることが楽しみの1つだった。
高校受験~中退~大学生活前半までは食べることで
ストレス発散する傾向はあったが嘔吐することが出来ず、
過食を使うことはあまり多くは無かった。
大学卒業から今にかけて、頼れる存在(それまでは彼氏)なしに
初めて日常生活を送っているため(過去も現在も実家暮らしだが)、
安定できる場所、手段が過食嘔吐にしか見出せていないことが原因で
気付かぬうちに経年増加を経験していた。
最初は少なくとも毎日ではなかった。
辛いことがあると食べ吐きしてなんとかやり過ごす、という状態。
どんなに辛い日でも回数は1回だけだった。
段々と過食嘔吐をしない間隔が短くなり、毎日やり始めるのに
長くはかからなかったと思う。
最初の一年目は、大学に行っていたこともあり回数も今よりは少なく、
毎日でもなかったが、過食のせいで講義に出られず休むことも多くなっていった。
卒業後は、進路のことでのストレスも重なり、毎日の過食嘔吐。
買い物するときの判断も鈍くなり、過食しても疲れて食べきれない量を
買ってしまうことも度々あった。2回以上する日はまれだったと思う。
これが2年目。
今考えると通常の理性が働かない状態になっていること事態
既に過食嘔吐の弊害なのかもしれない。
そうして1回の量を超える買い物が、回数増加を招いた1つの原因のよう。
そして過食嘔吐を始めて3年目。
食べて吐かない日があると不安になるくらい、過食嘔吐なしの生活が考えられない。
1日に大体2~3回あって当たり前の生活になってしまった。
量はあまり変わらないが、その代わり回数が増えているので疲労が激しくなった。
このままでは増えていく一方なのは明らかだし、
苦しさ辛さも倍増していくこともまた確実。
回復。選択可能な未来であることに変わりはないはず。
できることを諦めたくないと思う。