過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

私、やばいかも

食べ物を噛んで飲み込まずに吐きだす「チューイング」―摂食障害の一つです。

1日1回だったチューイングが、1年後には1日3回に。

人目を避けてトイレでチューイングや過食をしてしまう人も少なくありません。

(以下相談者の体験談です)
*——* *——* *——* *——* *——* *——*
女性 会社員 22歳 奈良県

過食して、噛み砕いて、あとは飲み込まずに捨てるだけ。
太らないから、食べるだけ食べて欲望を満たせるから…

軽い気持ちで始めたチューイング。

これを本格的に始めて半年くらいになります。
実は兆候はもっと前からありました。1年くらい前。

食べ過ぎだなって思った時。夜ちょっとお腹すいた時。1日1回くらい。食べ物を噛み砕いて、吐きだす。それだけ。1度もしない日もありました。

でも、半年前、就職のこと、恋愛のこと、家族のこと、みんなうまくいかない時があって、自分を責めたくなった。思い切りいじめたくなった。

そこでふと思い出したように、この病気が再発しました。

ストレスで思いっきり口に食べ物を含む、トイレ行って吐き出す。
家族に怒られるから、悲しむから、どんどん隠れてやるようになりました。

夜な夜なキッチンに出ては、ねずみみたいに食べ物あさって・・・
量もだんだん増えていって、毎食後しないと気が済まないようになりました。

会社でもランチの半分はトイレで一人で食べて捨てて満足感を得る。
会社のトイレで一人で隠れてランチを食べた時、さすがに、私、やばいかもと我に帰りました。

食べ物にも悪いと思って申し訳なくなった。悲しくなった。
お母さんのおいしいごはんはちゃんと食べたいし、生きた食べ物さんたちとも仲良くしたい。