意志の問題ではないことを学んだ入院生活
女性 無職 20歳 愛知県
今回は1回目の入院についてお話しようと思います。
2007年5月愛知県の藤田保健衛生大学という大学病院に一週間入院しました。
担当は木下先生。
この入院が始めての入院でした。
摂食障害をほぼ克服(自称)した人に出会い、その人の言った「私は入院を3回して治った」という言葉に惹かれ、入院したいという気持ちが湧き、入院しました。
入院予定期間は約一ヶ月。
この大学病院ではそもそも精神科でルールを決められるということは無いようです。
このときは体重は標準。
食生活の改善を目標として入院しました。
私は始めての入院だったので7日間完璧にこなしました。
3食完食の嘔吐なし、一日一万歩(万歩計を渡されていました)歩行。
ただ、7日間でギブアップでした。
無理やりにでも退院したくなりました。
木下先生に泣きついて退院をお願いしました。
「毎日食べてもはかなかったから」
「毎日一万歩歩いたから」と泣いて外泊を頼み、そのまま退院させてもらいました。
「あと一週間頑張れれば保険が降りたのに」お母さんが言った寂しい言葉も思い出しました。
木下先生が言って下さったのは、「あなたなら自分の気持ちで治せますよ」という言葉でした。
でも結果むなしく経年増加で初期からすでに13倍です。
過食は自分の意思の強弱ではないです。
私はそれを深く感じてきた人生です。
今はここで知った治し方をひとつひとつ実行していきたいです。
まとまりはないですが、長い文章を読んでくれて本当にありがとう。
※摂食障害の患者さんは良い治療を受けてもマイナスな受け取りをする傾向があります。
あくまで参加者の感想であり、センターの立場とは一切関係ありません。