過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

治したことのない医師の下での苦しい入院生活

女性 無職 20歳 愛知県

入院の経験を話します。
この体験はここを全く知らなかったころの自分の話です。
今回は3回目の入院についてお話しようと思います。

2008年愛知県の藤田保健衛生大学という大学病院に一ヶ月間入院しました。
担当は江崎先生。とても優秀な先生だと思います。
入院後一度診察を受けたとき、打ち解けて話すことができ、とても良い先生だと感じました。

入院時、当時体重は39キロでした。
親の仕事が忙しい季節、実家での生活はストレスが大きいため、入院で居場所を作るというのが目的でした。

入院に特に決まったルールは無く、物品所持も個人の管理、トイレも自由にいける環境でした。
大学病院内には、金融機関のATMもありました。
また、コンビニ、24時間営業の食品自動販売機、食堂、マクドナルドがありました。

院内外出は1時間以内なら自由。
院外外出も申請を出せば自由という環境でした。

食事は栄養バランスの取れたものなはず。
病棟での環境も、看護婦さんもたくさんいて、入院患者さんも軽度の人ばかりで交流もできる可能性もありました。

しかし毎日6~7千円の過食嘔吐を病院内で続けていました。
毎日コンビニで買い物をして大きなバックに袋詰めして、それをさげて、病院内の人の来る確立が少ないトイレを探し、過食嘔吐していました。

そんな生活が1ヶ月も続いたんです。
今はそんな生活には絶対戻りたいと思いません。

大学病院の先生は(主治医ではありません主治医の病院には入院施設がありません)、「まずは出された食事をすべて食べてください」
「食べてようやく自分の感情に気付けるのです」
「その体重では精神の安定はしません。食べてから脳が正常化するのです。」
といいました。

私が
「じゃあ体重が戻れば私は良くなるんですか?」
「苦しくなくなるのですか?」
「先生はこの病気を診て治っていった人を診たことはありますか?」と聞いても、先生は「その保証はないです」
「過食嘔吐克服者の人になら会ったことはありますが・・・」

私は先生をとにかく信じられなかったです。
その先生は主治医ではなかったし、私は体重増加という苦しい思いだけして、結局先生が私を診なくなるのが怖かったです。

入院はとても辛いものです。

食べることは悪いことではないのに、いつ食べたって、食べる量だって、個人の自由なはず。
入院は時間も量も食べるものもすべて決まっています。(買出しは一応できますが…)

最後に先生の診察を受けたのは、ここに出会ってから、一度、行きました。
ここと出会う直前に入院予約をして、一ヶ月待ちの入院の順番が来たときの診察でした。(ここで治る素質が見い出せた為、入院を断りました。)

そのときに先生から言ってもらった、私にとって先生の信じられる言葉があります。
(「あなたはいろんな治療に挑戦してきたみたいですが」)

*「自分が決めた治し方を信じることです。」*
*「その治療だけに専念し、治るまで続けることです」*

ここに出会って、初めて治ると信じられました。
ここに出会った後に聞けた言葉だったから、本当にそのとおりだとおもえました。

入院していない今、過食費が一日1万3千円まで経年増加した今、過食費が7千円以内の日が確実に増えました。

無料相談で軽減や停止を経験した方。
ここで治るんだって気づいた方。
ここに出会って、私もやっと完治に向かって頑張れる一人となりました。
一緒に頑張りましょう!
長くなってごめんなさい!

※摂食障害の患者さんは良い治療を受けてもマイナスな受け取りをする傾向があります。
あくまで参加者の感想であり、センターの立場とは一切関係ありません。