過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

体重が気になって止められない

女性 主婦 27歳 東京都
過食嘔吐をするようになっておそらく3年位経ちますが、私が病気だと自覚したのは最近です。
最初は仕事のストレスが原因で過食のみしていました。
今思えば過食だったという感じで、そのときはほとんど寝る暇もなく働いていたので、寝る直前にもかかわらず、たくさん動いているんだし・・・という感覚で過食していました。
当時体重計には乗っていませんでした。
職場で太ったと言われても「今日はむくんでる」と現実逃避していました。
次第にズボンがきつくなり、真剣にやせようと思い、エステに通い始めました。
そのときに自分の体重を知り、痩せなきゃ!!と思いました。
エステに行くと1回で1キロは痩せました。
厳しい体重管理を言われ続け、施術後は喉がカラカラなのに30分は水分を取らないようにと言われる(吸収しやすいらしい)。
ストレスになっていました。
この頃私にはいわゆる「パパ」という存在がいました。
もちろん実父ではありません。
なので、お金にも余裕がありました。
そしてこの人は毎週私にデパチカで大量の惣菜やスイーツを買ってくれました。
エステに行ってまで痩せようとしているのに目の前には大量のおいしい食料。
最初は捨てていましたが、次第に食べ吐きするようになりました。
吐くことを思い立ったのは、その2年~3年くらい前に親友がやっていたから。
彼女はもともとぽっちゃりとしていたのに突然やせていきました。
カミングアウトしてくれましたが、そのとき私は彼女の病気に気づいてあげられなかった事を悲しく思う反面、やせたことをうらやましくも思っていました。
そしてそのことを思い出し、私も嘔吐をするように。。
嘔吐を始めた頃は食料をもらったときだけでした。
それが友達と飲みに行ったときにお店のトイレでひっそり吐くようになり、仕事の帰りにスーパーで大量に食料を買い込んで吐くようになり、休みの日はピザのデリバリーをしたり何回もコンビニへ行くようになりました。
それでも自分が病気だと思うことはありませんでした。
なぜなら、友人のようにがりがりになったわけでもなく、体に何の異常もなかったから。
むしろ食べたいだけ食べて太らないことに楽しみと優越感さえ感じていました。
その後仕事を変え、過食嘔吐の回数は激減しましたが、食べ過ぎたな・・と思うときは吐いてました。
それから妊娠し、過食嘔吐はしなくなりました。
産後、食べても食べても体重は減っていき、エステに通っていたときの目標体重にまで落ちました。
これを維持しなければ!!と思ったことと、育児のストレスから過食嘔吐が再発。
子供の昼寝の時間は必ずしていました。
今は自由に使えるお金もない、吐いているときに子供が泣いても駆けつけてあげられない、はき終わって子供の顔を見ると後悔でいっぱい。
なんとかしたいと思ってインターネットで調べ始め、自分が病気なんだと初めて知りました。
子供の検診のときに保健士さんに打ち明けました。
涙が止まりませんでした。
子供のためになんとかしなければ。
こんなことのために子供を悲しませたくない。
子供が産まれて初めて過食嘔吐ということがつらく感じています。