過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

入院での規制が退院後の悪化原因?!

女性 会社員 33歳 茨城県

もう14年も摂食障害が続いている。
始まりは14年前(19歳)の頃の無理なダイエットがきっかけ。

その後過食と過食嘔吐の地獄のような日々が続き、治したい一心で、とある地元の大学病院に大学の夏休みの1ヶ月間を利用して入院。

薬物療法・食事療法・自助グループなどの行動療法を組み合わせた治療方法だった。
確かに入院している間は、この3つの治療法で驚く程過食がピタッと止まった!
そして、「もう自分は過食症ではない」という疑似高揚や完治幻想になった。

しかし、ここが落とし穴!!
良くなったと自分も医者も思い、外泊をしてみる…
すると家でまた過食が始まる。
そして自己嫌悪に陥り鬱状態に。

1ヶ月の入院は完治したのかしてないのか
自分でも分からないまま終わることとなった。

しかし、退院してからのほうが症状が酷くなってしまった!

病院では自由に買い物にいける環境でなく、三食きちんと食事をし、余計な物を食べることは全くないのだ。

しかし、家に帰れば自由な状態…
いくらでも過食はできる環境。

病院で規制されていたせいか、余計
過食が入院前よりも酷くなってしまったのは事実。

入院での治療は一時の効果はでるものだったが、私には合わなかったのだと思った。

人によってはこれで完治する人もいるかもしれないが、私には余計過食を助長させるものだったのかもしれないと今ではそう思う。

※摂食障害の患者さんは良い治療を受けてもマイナスな受け取りをする傾向があります。
あくまで参加者の感想であり、センターの立場とは一切関係ありません。