過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

過食嘔吐を止めれば健康になれるって解っていたのに

女性 主婦 31歳 大阪府

まだ過食嘔吐になって間もない時でした。

自分が過食症だなんて思いもしていまかった時。
急にお腹が痛くなった。
すぐに近くの内科へ行ったが異常がなく、『生理前だったんぢゃないか』と済まされた。

でも痛みは続いていたので 総合病院へ母と行った。

内科で血液検査などをしてもらったが やっぱり異常無し。
『精神的なものかも知れないから』と精神科へ行くように言われた。

精神科へ行ったら色々聞かれた。
・親の事・学校の事・姉兄の事・生い立ち・趣味まで。

でも 過食嘔吐してるなんて言えなかった。
言う気もなかった。

『うつ病かな。薬出しますね』と数日分の薬をもらった。
朝と夜1日二回飲む薬。
その薬を飲むと怠くて眠たくて家から出れなくなった。

飲むのを勝手に止めた。
病院にもそれっきり行っていない。

成人になり お酒があまり飲める訳でもなかったが、ある日誘われて行った居酒屋の食事がすごく美味しかった。

いつもは外食ではあまり食べないようにしていたけど
(過食嘔吐の症状が怖くて)その日は
『今日は普通に食べよう。
太ってもいい。
吐かないで沢山食べたい』そう思った。

食べて飲んで、食べて飲んで、いったいどれだけ食べたのか
飲んだのかわからない。

急激な吐き気に トイレへかけこんで吐いた。
指を入れてないのにすごい量が出てすっきりした。

席へ戻ると『大丈夫?吐いてきた?吐いたら楽になるよ』と言われて
ハッとした。

そうだ、酔って普通に吐いてる人たくさんいる。
アルコール飲んだら指を入れなくても吐けるんだと知った。

それが癖になり 外食する時はアルコールと一緒に沢山食べた。

『吐きそう』っと言ってもみんな『飲み過ぎだよ、吐いてき』と言っていた。

いつの間にかアルコールでなくても、指を使わなくて吐けるようになった。
沢山の水分を一緒に飲むと楽に吐けた。

過食嘔吐が始まって10年はすぎた頃、普通の量の食事でも吐き気が来るときがあった。

逆蠕動の症状が始まった。

妊娠中、尿蛋白が出たのも、血液検査でコレステロール値が高かったのも、過食嘔吐初期の頃にお腹が痛くなったのも、逆蠕動の症状が出たのも
よく胃が痛んだのも、過食嘔吐の合併症です。

はじめからわかっていた。

病院なんか行かなくても 過食嘔吐を止めれば健康になれるって事。
わかっていたのに止めれなかった。

色んな怖さを教えてもらったいた今、私はこの病気を克服します。
完治します!
読んでくれた人、ありがとうございました(●^ー^●)