過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

病気との決別

明日からやめる、これで終わり。

過食を意志でやめようとして、我慢できずに自分を責め、

過食を悪化させる傾向があります。

我慢しようとするのではなく、病気を回復させましょう。

(以下相談者の体験談)
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女性 主婦 37歳 千葉県
私は、発症して6年目です。
きっかけは、ダイエットです。
産後太りから、一念発起、ダイエットをしました。
ダイエットは、見事に成功し2ヶ月ほどで8kg減りました。
ただ、ダイエットの最後のほうは、少し食べただけでも、
すぐに嘔吐する習慣がついてしまいました。
ちょうど、そのころ、二人目を妊娠しました。
妊婦だから体重が増えてもおかしくないのだけど、
体重が増えるのがこわくて、普通の食事後に軽く
嘔吐することが習慣になりました。
そんな生活をしていたにもかかわらず、無事、出産。
体重も、すぐにもどりました。
主人の転勤で引越し、新しい環境になりました。
引っ越した先で知り合った人は私の太っていた頃は
しりません。
だから、絶対に、太れないという気持ちが強くなり、
3度の食事の量もすごく少ないのに、
そのたびに嘔吐してました。
体重も、さらに5kg減りました。
それから1年ほどして、食べる量が増えてきました。
食べても、嘔吐してしまえば問題ないので、あまり
気にとめませんでした。
一時的なものだと思い込んでました。
一時的と思っていた量は、習慣化されてしまい、
その量が普通になってしまいました。
家族の前では、普通の食事をし、食事の片付けのときに、
キッチンで隠れて過食行動をするようになりました。
その後は、隠れてトイレへ直行が私の日課になりました。
そんな生活が普通になってしまいました。
ただ、食べる量と、回数が年々増加していったのです。
自分の中で、”ここまで”と思う量以上に食べてしまうと
それが普通になり、さらに”ここまで”という量が
どんどん増えていき、、、
このままだと、どうなってしまうのだろうと思うと
怖くなりました。
はじめは異常だと思っていた行動も、繰り返し行えば、
習慣となってしまいます。
いつかやめられる。いつでもやめられる。
今日だけ。今日だけ。
じゃ、いつやめるの?いつやめられるの?
自分に問いかけました。
”今日だけ”では、いけないのです。
”今日から”にしないと。
すでに、生きてきた年数の6分の1になります。
まだ、6分の1でよかったと思えるように決別します。