過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

出産前にさらに悪化した症状

妊娠 出産 チューイング
女性 主婦 31歳 富山県
チューイングが始まったのは12年前です。
妊娠前は仕事も忙しく、仕事の合間に隠れて食べていました。
どんなに遅く帰ってきても車の中でチューイングをしていました。
1日1000円までと制限していましたが、
1000円でおさまるはずもなく2000円とかになると後悔していました。
それでも会社では絶対にばれないように普通の顔をして明るく振る舞っていました。
結婚後も会社では相変わらずにチューイングをするけどし、家の中ではしませんでした。
でもたまに主人が居ないと爆発したようにチューイングをしました。
「主人が帰ってくる前にしないと!!」という意味のない焦りがありました。
その後妊娠し嬉しかった反面、どこかで大丈夫かな・・、
不安だな・・という思いがありました。
どんどんおなかは大きくなっていき、つわりもありました。
つわりは苦しかったけど食べられないという事が少し安心でした。
今考えるおかしいですよね。
お腹の子の為に食べなきゃいけないのに、
なんで食べられなくて安心しているんだろう。
なんて母親。死んでしまえばいいのに、自分なんかいなくなってしまえばいいのに、
そう思っていました。
出産の1か月前に仕事を辞めました。
時間がたっぷりあり、心にぽっかりと穴があきました。
そしてだんだんとチューイングがひどくなりました。
朝からチューイング。食べ物がなくなったら買い出し。
朝はスーパーが開いてないので、次の日の分もまとめて買うと毎日すごい量の買い物。
レジの人におかしいと思われない為にスーパーを変えて買い物。
チューイングはスーパーの袋にしていました。
以前はコンビニとかにそのゴミ袋を捨てに行っていましたが、
一度店員さんに「家庭ごみを捨てるのやめてください」と注意されました。
きっと前から「あの人ドロッとしたおかしいもの捨ててるよ」って
噂になっていたんだろうなぁ・・・。
そう思うとすごく恥ずかしかったです。
もう2度と行かないと思いました。
それからは捨て方を、小分けにしてコンビニとかスーパーとか
ありとあらゆるところに捨てていきました。
ある日トイレに流しました。
トイレに流したら誰の迷惑にもならないしいいじゃないと思いました。
流れていくところを見ているとリセットされたみたいで胸がすっとしました。
産まれる日までの1ヶ月がひどかったです。
仕事にも行かなくて毎日家にいると一日中していました。
疲れているのに止められない。
そして出産。嬉しくて涙がでました。
でも次の瞬間、子供が泣きまくるので「なんで泣くの?なんなの?」って
頭がおかしくなりそうでした。
病院の食事はご飯が多く、お腹は空いているのに残しました。
看護師さんにどれくらい食べましたか?と聞かれ、
「ご飯は2/3くらいかな」と嘘をついていました。
本当は2口しか食べてないのに。。。
入院中は病院の売店で菓子パンを買いまくり、子供が寝ている間に
部屋の中でチューイングをしました。
そして退院。
実家で子供が泣きまくり、ストレスがたまりました。
子供だけの日々に息が詰まり、
「これからずっとこうなの?」「本当は仕事続けたかったのに」
「早く子供を預けて働きたい」という気持ちが大きくなりました。
そのうち、小さな子供をひとり家に置いてコンビニに行き、
お菓子、菓子パン、ケーキ等、1日2000円位使っていました。
「起きないで、食べ終わるまで起きないで」
食べている時に目を覚ましたら、しばらく泣かせる。
ごめんね、ごめんね。
こんな症状がなければもっともっと遊んであげれるのに。
このままずっと続くの?
このままずっと遊んであげられないの?
そんな状態が続き、現在娘は4ヶ月です。
そんな時に、この無料相談に出会いました。
何か騙されていて請求書がくるのかな?って半信半疑でした。
不安な思いはありましたが、やっぱり治したいと思って相談してみました。
完全には止まってないけど量は半分くらいに減りました。
今は子供の笑顔に本当に癒されます。
今までは子供の笑顔を「お母さんでいなきゃ」とか「遊んであげなきゃ」とか
「自分はこうでなきゃ」って思いながら見ていました。
今後も引き続き相談を受けて、少しずつ量を減らして、
そのうち普通に食べられるようになりたいです。
娘とお菓子を作ったり、スーパーに行っても
「このお菓子一緒に食べようね」とか言えるようになりたいです。
世代間連鎖はあると思います。
自分の不安定な状態は見透かされて、子供も不安定な気持ちのまま育ってしまう。
ダメです。そんなの絶対ダメです。
自分をそのまま愛してあげられれば、子供も愛せるようになるはずです。
大丈夫。きっと治るよね。
いつかきっと。
子供を持っているみんな、頑張りましょうね。
幸せなこれからを送りましょうね。