過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

相談を迷っている方へ

摂食障害過食症、嘔吐、チューイング、下剤。
食べたら吐いてしまうのも、太ってしまうのもわかっているのに食べずにはいられない。

過食症の本当に怖いところは、何年もズルズル続くことかもしれません。

また、過食する本人でさえ「病気」の自覚が薄く
「ただの悪い癖で、自分の意志が弱いから食べてしまう(吐いてしまう)んだ」
と思っています。

「食べたくないのに食べ過ぎる」「食べて吐く」「飲み込まないで吐き出す」
これらは、健康な人は行わない異常な行為です。

過食症はアルコール依存症や薬物依存症と同様に、カウンセリングや病院などの治療機関を必要とするれっきとした心の病気(「食べ物依存症」)だということを、まずは自分自身で認めてあげましょう。

「まだ私は量も少ないし、他の人に比べたら大した事無い」
「いつか放っておけば何かのきっかけで絶対に良くなる」
「周りの人がかつて過食症だったが、時間が経って克服できた」

では、あなたの過食は、明日から止まり続けますか?

「就職したら、結婚したら、引越ししたら、出産したら、○○したら・・・・」と願い、待ち続けても治らなかった人がたくさんいます。
「今日が最後」と「明日は食べない(吐かない)」を繰り返して、10年以上止められなかった人もたくさんいます。

未来に淡い希望を抱き、それに向かって日々過食しながら毎日を過ごすより、
あなたが「今」「この時」にどうするか。
それが一番大切なことではないでしょうか。

日常に溶け込む「食べたものを吐いたり、必要以上の食べ物を摂取する行為」がどれほど異常な行為か、まずは頭で理解しましょう。

・普通の食事の量で満腹になる
・「過食スイッチ」が入らずに食事が終われる
・おなかが空いたから食べる
・吐かずに健康的にダイエットをする
・体重を過度に気にせず食事を楽しめる

という生活を、実現させてみませんか?

「食べるのを止めたくない」
「忙しいから無理」

そう思う人は、

忙しいなら、なお更過食する時間を気にしましょう。
一人で抱えて治るなら、今頃、自力で治せているはずです。
これから先の人生で、過食が増えてしまうと、もっと忙しくなりますよ。

結果的に過食が止まるなら、何でもしたい!
と思えた人は、勇気を出して過食症の相談を受けてみましょう。