過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

大切な人を巻き込んでしまう

女性 無職 20歳 O型 愛知県

過食症。
自分が思っていたよりも、
何倍も何十倍も何億倍も怖いものでした。

心配してくれる親の辛そうな顔。
そう、私を心配してくれる人の顔がいつもどこか寂しそうで、
辛そうに見えるのです。

食べ物をどのくらい食べれば良いのか?
そんなの全くわかりません。
これはお腹が空いているの?ただ痛いだけ?
結局食べてみると衝動がやってくる。
どうしたらいいのかわからない状態。

ここに繋がる前は、どこか何かのきっかけが自分を変えてくれると思っていました。
たくさんのきっかけや変化を作り出そうとしてきた自分。
でも結局、ここに繋がるまでの5年間、過食費は最初の10倍以上、体重は健康時の最大60キロから28キロ落ちました(過食嘔吐で)。

自分を責めることは私にとって当たり前でした。
生まれて感情を持ち、言葉が出るようになったときには確実に、
あぁ、怒ってる…。そうだ私のせいだ。私がいけないから。
私がわがままで、おしゃれが好きで、派手好きで…
きっと私の存在が不快なんだ不快で不快で仕方がないんだ。
そう思って生きてこなかった日はありませんでした。
お父さんが怒っているのも、
お母さんが悲しい顔するのも私のせいだと。

今もお母さんは寂しそうな不安そうな顔をします。
それは病気のせいです。
過食症という病気が、
自分だけでなく、
自分のまわりの本当に大切な人までにも、
辛さや苦しさに触れさせてしまう…

過食症であるって本当に辛いこと。
たくさんの辛い気持ちを自分が抱えて過食症になったんだから。
過食嘔吐は絶対に絶対に治さなくてはならない。
本当に本当にそう思います。
私は家族や大好きな人々と幸せになるんだ。
幸せになってずっとずっと一緒に生きて生きたいんだ。