過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

食べても寂しい

女性 主婦 32歳 神奈川県
私は19歳の時に発症して、確かテレビで特集みたいなのをやってたんだと思います。

その頃ポッチャリしてたし「吐けば痩せれるんだー」と本とに軽い気持ちでした。
それまで我慢していたお菓子が食べれる幸せ、するする痩せていく幸せ。
悪い事してる気持ちなんて全然ありませんでした。

初めのうちはたまーに吐く程度、
それが毎日吐くようになったのは短大生になって彼氏に振られたのが原因でした。

初めは本当に食欲がなかったんだけど、そのうち痩せればまた好きになってくれるかもという気持ちで過食嘔吐が始まったように思います。
普通に食べたら太ると思いこんで昼、夜は過食嘔吐していました。
その後必ず体重計に乗って太っていないか確認。
みんなに細いといわれるのが何よりうれしかった。

社会人になって寮生活をするようになって、寮にはいれば過食嘔吐はなくなると思っていたのに何も変わりませんでした。
大量に食料を買い込んで部屋で吐く、時には会社のトイレでも吐いていました。
普通に食べれば太る、その考えからもう抜け出せなくなっていたのです。

一人暮らしをはじめてさらにひどくなりました。
酷い時には一日中・・・それは寂しさを埋めるものでした。
私はずっと寂しかったのです。
友達がいても彼氏がいても寂しかった。
鍵っ子だった子供の頃がらずっと寂しかった。

妊娠中、出産後も変わらず1日2回過食嘔吐していました。
普通の食事が分からなかったのです。
どれぐらい食べて良いか。ただ主人と食事するのでだんだん普通に食べる事が出来るようにはなりました。

結婚した事もあってそんなに痩せる事に執着もなくなり過食嘔吐が出ない日が1ケ月ある時もありましたが
最近またダイエットを始め痩せるとうれしく体重が増えるのを恐れまた過食嘔吐が始まりました。

過食嘔吐をしてしまったら、自分を責めてイライラしてしまい、つい子供にもあたってしまいます。
毎日過食嘔吐の気持ちが出たらどうしようと考える生活から抜け出したい、子供にあたる自分も嫌、私はこの病気を完治したいです。