過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

つわりで覚えた嘔吐

女性 自営業 41歳 新潟県
はじめはやっぱりダイエット
二年で26キロ運動と食事制限でやせた。
その日も日課の早朝ウォーキングに出かけようと外にでた。
なのになんのためらいもなくその足で車に乗り遠く離れたコンビニに走り
お菓子やおにぎりなんかを片っ端から買いまくり
一目散に自宅に戻り子供や旦那が起きてこないことを祈りながらむさぼった。
そして無意識に吐いた。
つわりで吐き続けて20日で10キロやせた経験を思いだし
吐けは太らないって思い込み
それからは子供を保育園に送りスーパーにより
菓子パン中心に買いまくり食べまくり吐いた。
沢山食べて沢山水を飲まないと吐けないと悟り
時には朝から誰もいなくなった当時借りてたアパートでアルコールで流し込んだ。
悲惨だった。
苦しかった。
子供達には普通にごはんつくって残さす食べろっていいながら
自分は隠れて過食して
トイレで吐いてたらまだ幼かった次女が飛んできて
『お母さん、気持ち悪いの?大丈夫?』って背中さすってくれて…
惨めと切なさと情けなさが入り混じったけど
それから半年間
毎日毎日1日過食できるチャンスをうかがう自分が嫌だった…
誰にも言えない
旦那に訴えても真剣に取り合ってくれなかった
孤独だった
過食嘔吐の半年はまさに
吐いた後の頭のぼうっと感と目の充血と喉の痛み胃の痛み
辛いのなにものでもなく
まさか過食症に自分がなるなんて思いもよらない
思い出したくもない半年だった。