過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

寂しい、誰か助けて!

過食症になって(学生時代)
女性 自営業 31歳 神奈川県
思い起こせば中学~高校の頃、朝昼のご飯を抜いて夕方学校から帰ると寝るまで食べ続けていた。
「ちょっと太ってるよね~」と言う友達に当てつけるように学校では全く何も食べなかった。
そして19歳の秋、片思いの人に好かれたくて痩せて綺麗になりたくて
ダイエットを始めて、食事を殆ど摂らずに1ヶ月で15kg体重を落とした。
でも結局失恋。
そして、「食べられない・食べたくない。」そんな症状だけが残り、
「もっと痩せなくちゃ、こんな体だから嫌われるんだ!」と自分を責め
続けていたら、少し食べただけで吐くようになってしまった。これが過食嘔吐の始まり。

そこからは自責の念と罪悪感、憂鬱、自己否定の気持ちがどんどん増していって、
頻繁に過喚起症候群の症状で倒れるようになり、学校へも通えなくなった。
学校へはいけないのに自宅で家族の分の食材まで半日で食べて嘔吐を繰り返していた。
もちろん、母には「何考えてるの!?」と責められ、変人扱いされ、
家族がいるときは何も食べられなくなってしまった。
そして、夜中にまた食べ物をあさる毎日・・・悲惨でした。

正直その頃の2~3年(19~21歳くらい)の記憶があまりない。
普通なら大学へ行ってサークルに入ったり、友達と旅行をしたり、
コンパをしたり、そんな華やかな思い出が幾つもあるはずなのに。
結局留年して、友達とも疎遠になってしまった。

寂しい、誰か助けて!
でも、本当の自分の気持ちなんて誰もわかってくれない、他人なんて煩わしい、キライ。
どんどん自分の中に篭っていって。
そんな自分には食べて吐くしかなかったんだと思う。