過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

吐けば吐くほどたくさん食べる

女性 会社員 24歳 O型 神奈川県

小学生から中学生の時期にかけて、私はあまり多く食べる子ではありませんでした。
出された食事をいつも残して、母や祖母に叱られていました。
中学校3年生受験期、私は両親の期待に沿えるよう、猛勉強をしました。
その成果あって、見事、県トップの高校に入学しました。
両親はとても喜んでいました。
しかし、それだけレベルの高い高校で、一時的に勉強してたまたま入学できた私が勉強についていけるはずもなく、最下位の成績を取ったこともありました。

私は受験期と同じ量の勉強を毎日強いられ、その反動で過食が始まりました。
その当時、165センチ63キロ。菓子パンを好んで食べていました。
高校を卒業し、親元を離れました。初めての一人暮らしです。
私は引き篭もりになりました。外に出ないから食事もままならない、数ヶ月で激痩せしました。当時52キロほど。
大学3年生ぐらいから彼氏ができて非常に健康的な生活をしていました。56キロほど。
少し太ったことを気にして、このころから慢性的なダイエットが始まりました。
その調子で大学を卒業し、現在、会社員をしています。

一度飲み会か何かで食べ過ぎて胃が苦しくなったとき、吐きました。
とてもスッキリしました。それ以来、ときどき食べ過ぎて苦しいときに吐くようになりました。
先月頭ぐらいから急激に仕事が忙しくなり、ろくに食事も取れず、短期間に3キロほど痩せました。

それからです、毎日吐くようになったのは。。。
せっかく3キロ痩せたのに、食べたら絶対リバウンドする。
久しぶりに54キロっていう数字を見たんです。
夕食を全部吐き出せば、明日の朝も54キロです。
もう一年中ダイエットしているのはイヤなんです。。。
食べたもの全部吐いていれば50キロも夢じゃない、なんて考えて、、、

吐けば吐くほどたくさん食べる。
食べたら安心します、食べ物が無くなると不安で仕方なくなります。
買ってきたもの残らず食べ尽くして、もう出ないくらいまで吐くんです。
ノドが焼けて、血の味がします。
そこまでやって、やっと悲しさがこみ上げます。
無駄な出費と無駄な時間と、傷ついた食道と、悲しむ時間と。

一度嘔吐してしまった瞬間から、私の生活は変わってしまいました。

100グラムでも体重が増えたら気が狂いそうになります。
1日に何度も体重計に乗ります。
でも、増えていようが減っていようが、過食嘔吐することに変わりはありません。
本当に深刻な事態なのだということには気づいていたんです。
でもどうしていいのか分からなかった・・・。
なんとかこのサイクルを断ち切る方法を探し求めているこのごろです