過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

過食暦20年

女性 無職 39歳 A型 大阪府

もう20年経ちました。

今思えば一番楽しかった20代をただただ過食嘔吐に苦しんだ10年間、そして残り一年弱で終わる30代のこの10年間はどうやって上手く過食嘔吐と付合って生きて行くかを日に日に体調が崩れて体力が無くなって行く中で考えさせられる10年だった気がします。
私の場合は20代の頃が過食嘔吐の一番ピークで
彼氏が出来ても食べたい気持ちが頭から離れず食べ物の事ばっかりで…
当然こんな醜い事をしてる自分に自信なんて持てるはずも無く
彼氏にも自分の意見や気持ちを言えず相手に合わせるだけで常に嫌われたらどうしようって不安と、それと逆に執着心との繰り返しで何度も辛い別れを経験しました。

仕事をしても集中力が無く食べる事で頭が一杯で続くはずもなく仕事も何度も変わりました。
そんな私を家族は駄目な弱い人間を見るような目で見てた気がして元々家族と向き合って話しをしたり相談したり孤立してたので余計家族の中で浮いてる状態で、とにかく早く家を出たかった…
30歳の時にメデタク結婚できました。
夫は初めて過食嘔吐を話せ
「何とか理解しようとしてくれる優しい人で結婚して2人の生活が始まれば過食嘔吐も治るだろう」
何て軽い気持ちになってたりもしたけど実際は幾ら過食嘔吐してる事を知ってる夫でも過食してる所を見られるのは辛くて毎日夫の目を盗んでは過食嘔吐していました。

そんな中で諦めていた子供を授かる事が出来た。
けどつわりで吐いていた延長で結局悪阻が治まっても過食嘔吐が続いて、、、
過食嘔吐のせいで何か障害があったらどうしよう・・・と妊娠中気持ちの休まる日が1日も無かったのを今でも覚えています。
それでも何事も無く出産…
その後、信用していた夫の借金や嘘が山の様に出てきて結婚生活は2年で終わってしまいました。

それからはお酒に逃げるようになり過食嘔吐+アルコールの生活になりました。
酔って吐いて寝るの毎日で当然毎日二日酔いの状態での子育てで子供には申し訳ない気持ちで一杯の毎日でした。
その後色んな事を何とか乗り越えながら現在に至りますが(20年を上手くまとめて語る事が出来ません。)
現在はこのサイトに出会えたものの、まだまだ20年という長い年月を越えられるほどの完治があるのかと不安だらけです。

20年は本当に長いです。
でも続けていればもっと長くなる…当たり前の事ですが今までの20年を取り戻したい。
子供に同じ思いをさせたくない。
希望と危機感とグチャグチャで苦しくなるけど20年経ってやっとここへ辿り着けた意味をもっともっと考えて行きたいと思います。