過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

過食症になって

41724 過食症になって 2007/02/22 00:26
女性 会社員 32歳 O型 愛知県

私は保育園の4歳の頃から中学3年までずっといじめられっ子でした。
なぜいじめられるようになったのか、物心もつかない頃からだったので
理由もきっかけも分かりません。
仲良くなれたと思っても、私が虐められてるのを知ると離れていく・・
見たこともない人から罵声を浴びたこともあった。

一番のトラウマは小学生のグループ決めの時、班長が仲間を一人づつ
選ぶルールで、最後まで選ばれずに残ったこと。
ああ、私はいらない存在なんだ。私はいるだけでダメなんだって目の前が真っ暗になった。
希望なんてない・・・あるのは絶望だけだった。

辛くて悲しくて苦しくて、こんな悲しい事ばかりの人生ならどうして私は
生まれてきたんだろうって思った。
生きる意味すら分からなかった。死にたかった・・・・
母に「どうして生んだりしたの?私、生まれてきたくなんてなかった」って
言って悲しませてしまった事もあった。

でもそんな私にも高校の時、部活で仲間ができ、いじめもされなくなりました。
やっと希望が見え、勉強にも身が入るようになったある日、いきなり成績が学年2番になった。
信じられなくて、嬉しくて、私も頑張ればできる事を知った。
やっと初めて自分に自信が持てた。
でも同時にもっと自分を追いつめるようになった。

「人に嫌われたくない。あの苦しみに二度と戻りたくない!」
「地元を離れて、誰も私の過去を知らない環境に行けば人生をやり直せるのでは?」
・・・そう思って、必死に受験勉強しました。
その日を夢見て、外見にも凄く気を使うようになり、ダイエットを始めました。
徹底したカロリー計算ダイエット。(1日1,200kcal以下)
面白いように痩せ、52kg→41kgへ。
その時から一日中食べ物の事が気になって頭から離れなくなった。

無事進路が決まり、気が抜けた瞬間、ちょっとだけ自分へのご褒美
のつもりでお菓子に手を出した。
美味しくて、美味しくて止まらない・・・。
食べ過ぎて、太る事への恐怖から初めて嘔吐。

それからだった。
毎日、堰を切ったかのように過食嘔吐の日々が始まった。
家にある食べ物だけでは足りず、毎日コンビニに通い、大量のお菓子
を買いこんで自分の部屋にこもってバレないように食べて吐く日々。

でもある時家族にバレて、悲しむ両親を見て自分を責めた。
何の為に必死に戦ってきたのか・・・

親元を離れ、学生寮に入って、新たな人生を生きれるようになった。
規則正しい生活、初めての心を開ける友達、優しい笑顔。
ずっとずっと憧れて、欲しくて欲しくて溜まらなかったものがそこにはあった。
過食嘔吐もしなくなり、治ったかのように見えた。

その頃、私の事を可愛がってくれるサークルの先輩に出会い、
盲目的な恋をしました。
先輩と一緒にいるようになって、私はどんどん明るくなり社交的になり、
友達もいっぱいできるようになった。

でも彼にとって私は妹のような存在。
あまりに彼を好きすぎて、救世主のように縋って(重いよね、、)
彼とこうして話せる事すらできなくなったらと思うと怖くて、でも振り向いて
欲しくて・・・
そして恋の辛さから、再び過食嘔吐へ。

そして現在まで過食嘔吐を患ったままです。
症状が数ヶ月消えたかと思うと、何かのストレス(恋や仕事、人間関係の不安等)で再発の繰り返し。
太る事への恐怖から、ひどい時は咽を指で傷つけて血だらけになっても吐く事もあります。
そして自分を責めて、自己嫌悪に陥り、思考がネガティブな方向へ・・

でももう過食嘔吐を治したいです。
そして愛する人に愛される、穏やかで幸せな人生を歩みたい。
素敵な人と巡り合って恋をして結婚して、赤ちゃん生んで・・・
そんな幸せな未来を生きていきたい。