過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

過食症になって

39962 過食症になって 2007/01/10 22:28
女性 会社員 28歳 O型 愛知県

まず、身体的に本当に怖い経験をいっぱいしました。
過食嘔吐が始まって半年くらいのとき、
温泉で立ちくらみがして倒れ、気がついたら、血だらけになっていました。
あごを7ハリも縫う大怪我でした。幸い、正面から見れば
隠れる傷跡ですが、本当に怖かった。
今でも、嘔吐の後は立ちくらみ・動悸があります。
ここ最近、仕事が激務なのとストレスでひどくなっています。
仕事中に自宅に帰れる環境にあるので、
途中で過食して、また仕事に戻ると頭が半分ボーっとしています。
倒れるんじゃないかな、そのうち。

顔もパンパンにむくみます。
美容業界なので、出勤前に必死になってむくみを取り、
お化粧をして、の毎日。

歯が本当にひどいです。
前歯の先のほうが胃液で溶けてきていて少し薄くなってきました。
そのうち、神経がでてきて痛くなるのじゃないかとても心配。
ブログにもインプラントをされている方のことが書かれていたけれど、
時間の問題。
でも、それはお金のかかることだし。
恥ずかしいので、口をあけて笑えなくなりました。
人と会うとき、相手の歯を見て、白い歯だととてもうらやましく思います。

心の変化。
こちらの方がもっと深刻。
とても真面目な子なのに。
過食嘔吐が始まって10年間に2回不倫をしました。
そのうち最近の1回について。
相手は会社の社長さんでした。
親に平気でうそをついて、高級ホテルで待ち合わせ、
普段いけないようなレストランで食事。
お小遣いもプレゼントもくれました。

相手の会社にまで入って、他の社員と一緒に社長のうちで
奥さんの手料理を頂いて。
もう精神的にもぼろぼろでした。
『仕事でつながりたい』といわれ、彼に依存していたので、
共同経営でお店を出しました。
死んだおじいちゃんが私が結婚するときのために遺してくれた
大切な大切な貯金を全部使ってしまいました。
本当に、大事な自分に辛い思いをさせる恋愛ばかりしていました。

今は、特に取り立てて分かりやすい肩書きとかお金を持っている
人ではないけれど、私を心から好きになってくれて、
「大切な〇〇ちゃん』
「かわいくてかわいくて仕方ない〇〇ちゃん」
といつも言ってくれる彼と出会うことが出来ました。
その人がいたから、完治を目指して、センターともめぐり合うことが出来ました。

条件付の愛しか選ばなかった28歳の私じゃなくて、
3歳の私が無条件の愛を選んでくれたおかげです。
3歳の私に、ありがとう。

でなければ、今頃もっと惨めになっていたと思います。
過食症の体の変化も恐ろしいけれど、
心のゆがみはもっと恐ろしいです。