過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

怖い過食症

35402 怖い過食症 2006/09/28 12:04
女性 主婦 28歳 B型 神奈川県
私は25才で今の主人と結婚しました。出来ちゃった結婚でしたがすごく幸せでした。
だけど結局流産してしまいしました。
ちょうど3ヶ月にかかったとき稽留(けいりゅう)流産というものです。
産婦人科の先生からは『流産の確率は15%程度と言われ、100人の妊婦さんがいたら12~20人くらいの人が流産してしまいます。原因のほとんどは染色体異常などの避けられないものであり、決して「あの時無理をしたから」では
ありません。』と言われました。
今となっては何が原因かわかりません。
そのとき自分は過食嘔吐をしていただろうか。
これがどうしても思い出せないのです。
流産の後はショックで止まっていたのは思い出せるのですが。
妊娠中どうだったかどうしても思い出すことが出来ません。
でも多分、やっていたんじゃないかと思うのです。
なぜなら今の娘を妊娠・出産したときもやっぱり症状は止まらなかったからです。
私は出産の直前まで症状が止まりませんでした。
比較的軽い症状だったとはいえお腹の赤ん坊に影響がなかったはずがありません。
怖くて産婦人科の先生にも告知できない、だからと言って自分の力でやめることもできない。
親にも旦那にもまさか症状が出ていることなんていえない。
子供を授かった喜びよりも、毎日罪悪感と戦うことででいっぱいいっぱいでした。
私はとても運がよかったのだろうと今では思います。
それでも、どうにか五体満足な元気な赤ちゃんを産むことが出来たからです。
今も元気にスクスク成長しています。かわいいかわいい宝物です。
だけど子育てをしながら過食嘔吐をすることは体力的にも精神的にもかなり辛いものがあります。
子供の存在がこの病気から立ち直らせてくれると思っていた時期もありました。
だけど子供がかわいいのとはまったく別の次元の問題でした。
センターのドアをたたく決意をしたのも体力面精神面ともにぼろぼろで、限界だったからです。
そして何より自分の力ではどうにも出来ないものだと言うことを身をもって体験したからです。
職場の異動・引越し・結婚・出産・・・なにか劇的な環境の変化があればもしかしたら治るかもしれないなんて、なんて甘い考えだったのでしょうか。。。今では恥ずかしいとしかいいようがありません。

ここにはお子様を育てながらこの病気と闘っている人たちがたくさんいます。
今まさにお腹に命を授かっている人だって。
私はそんなみなさんからいつも沢山の勇気や感動をもらっています。
センターに出会えてよかったと心から思いました。
だけど、できればこれからの人たちにはこんな辛い思いはして欲しくないなと思うのです。