過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

タグ : 万引き

私の親

女性 主婦 40歳 A型 東京都

とにかく母が理解出来ないし怖かった。
鬼のような形相で怒り、叩き、引き回した後は「あんたは私がお腹を痛めて生んだ大事な子。お母さんが間違ってる?違うよね?」といっておもいっきり抱きしめられた。
なにがなんだかわからないままだったが、母は納得したような顔をしていた。

拒食症になったのは15歳の時です。
たべない私に母はヒステリックに毎日怒鳴り散らしました。
食べるようになると毎日大量のオヤツを買ってきてくれました。
とても喜んでくれました。私は毎日沢山食べました。

そして今度は過食症になりました。
母は「いつまでオヤツを買い続けなければならないんだ!」
「冷蔵庫が空だ!家計をくいつぶすつもりか!」と怒鳴りました。

私は自分でもどうしていいかわからず、万引きもしました。

夜、親が寝てから、お餅を大量に焼いていると、母が起きてきて叫びました。
「お父さん!見て! またこの子があんなことをしてる!」

父が起きてきてこう言いました。
「お前はキチガイか!」

2人して、「なんで何度言ってもそんなことをして、親を苦しめるのだ!」 と私をしかりました。
私はどんどん隠れて食べるようになりました。毎日と言っていいほど泣きました。

母は祖母にも泣きながら相談しました。
祖母も「なんでお母さんを苦しめるんだ?」と言いました。

私は家を出ようと決意し、20歳で上京しました。
しかし過食は続くどころか、使えるお金が出来た分悪化して行きました。

今は母は、離れているからか帰省してももうなにも言いません。
過食のことも話したことがあるので、理解はしていると言います。
しかし、やはり「吐く」とか「過食」という言葉を口にすると目を背けるというか、嫌そうにします。
私はそれがとても悲しいです。
過食を理解したといってくれているけれど、本当の私を見ようとしてくれていない。
今でも母に対して「ぶち切れる私」の夢をみます。
今はどなられることもなにもないのに、なぜそういう夢を見続けるのか、わかりません。
でも、母との関係を思うと、今も心の奥が痛いです。