本当はこわい。過食症と過食嘔吐

センターの相談を受けた方に過去の体験を綴ってもらいました。専門スタッフによる「過食が止まる無料相談」も行っています。

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タグ : 過食症再発

自分よりも子供への影響が心配で。

女性 主婦 34歳 A型

摂食障害になって…もう19年目で、どこか自分の一部という感覚もあって。例えば「世の中完璧な人なんかいない、自分のマイナスな部分の1つに摂食障害がある」くらいに考えていました。
それは、幸い打ち明けた友人や恋人が皆肯定的に捉えて親身になって考えてくれた事や、私自身がカウンセラーになる為に自分にずっと向き合って生きてきて、止まる時期も多くあったからかもしれません。

治したいと本気で思った事も何度かあったとは思うけれど、私の人生にとってそこはそんなに重要ではないという感覚でした。この病を抱えて生きていこうという覚悟みたいなものが逆にありましたね。

その考えが変わったのが妊娠・出産。
自分より大切な存在ができた事で、自分の為には本気で治す気になれなかった摂食障害を本気で治さなければならないという気になりました。「いつ死んでもいいや」くらいで生きていたけど、「自分にこの子から親を奪う権利は無い」と感じた時に元気で居なければならない義務感を強く感じました。

妊娠・出産期も一時的なストップだったんだと思います。毎日幸せな気持ちで、自分の過去にも素直に向き合え素直に泣けて、心に澱が溜まっていない、そんな感覚が強かったです。
お腹の子どもを失わない為に、もちろん食べ吐きはほとんどしませんでしたし、胎盤を伝って栄養を吸収する子どもの事を思って、元々料理が好きなのもあるので栄養士さん顔負けくらいの食事を日々心がけていました。

子どもが産まれてからも、授乳があるので食べる物にはとても気を遣っていました。
おっぱいが出なくなって、ずっと我慢していたお酒を飲み始めてから過食嘔吐がかなりのペースで出るようになり、最近では頻度も増えて自分でもちょっと怖くなっています。

「歯止めが効かない」今はこの感覚がとても強いです。そのせいで自信をなくしたり、不安になる事が増えました。
1番思うのは、そんな自分を娘に見せたくないという事です。

私は摂食障害になってから今まで失ってきたものに対しては自己責任だし仕方がないと思っています。完璧に生きていける人なんて居ないんだし。

ただ、これから先の人生で摂食障害によって何かを失うのは嫌だと強く思うようになりました。それは私自身が失うのではなく、娘が未来を失うという事だから。。。

19年で1番、調子乗らないで本気で頑張ります!!

止まっていた過食が再発

女性 主婦 31歳 B型 神奈川県

高校1年の時何気なく始めたカロリー制限ダイエットがキッカケでした。
体重が減ると周りから、特に異性からとてもモテる様になりました。体重が目に見えて減るという達成感もあったんだと思います。それからはもうカロリーが気になって気になって常にネットでも調べてしまう毎日が15年続いてます。

専門学生になると忙しく睡眠時間もとれず、常に課題のストレスがあり一気に過食で20Kg近く太ってしまいました。その頃から過食が酷くなり、暇を見つけては何か買って食べてました。電車の中でも、自転車に乗っている時も、外を歩いて移動している時も常にです。

専門学生の時100万もローンを組んでエステにも通っていました。
しかし過食があるので結局は数キロ減量しただけで、莫大なローンだけが残りました。
更には寂しさや虚しさからか誰かにすぐ頼りたくなり、異性とも健全ではない上っ面の関係になってしまいました。

この頃、もともと良くなかった家族関係も悪化、私母妹対、父となり、いつも暴力まではいかないにしても、そういう危機迫ったいざこざで揉めていました。家では全く安らぐ事が出来ませんでした。

就職後、少しは過食が落ち着いたものの、上司のキツさと新社会人としてのストレスで、休憩中トイレで一人過食していた事もあります。

就職してから1年後、今の主人と付き合う様になって、少しだけ過食の頻度は減ったと思います。
その後結婚し仕事をやめ長女出産、ママ友も沢山でき、毎日遊んで過食は時間的にもする余裕もないし、そういう過食を考える暇もないくらい楽しく過ごしていました。

しかし去年引越し、知らない土地へ…
今1年経ち、引越し先で二人目を出産。産後3カ月たちますが、一人目の時と違い、思うように産後の体重が落ちないのと、慣れない二児の育児から過食に走ってしまう日が少し増えてきてしまいました。
今はとにかく産後の体重が落ちない事に焦り、数百g増えては自暴自棄になり過食に走ってしまう毎日です。
起伏の激しさに伴い過食してしまう事に疲れてしまいました。

家族も巻き込む摂食障害

女性 会社員 46歳 O型 神奈川県

過食症になったのは、およそ16年程前の30歳の時?ハッキリいつからとはあまり覚えてないです。
小学生の頃は暗くてあまり喋る事も出来ず、いじめられていました。
短大は出たけど学力も無く、特技や資格も無いし、これといって将来の目標も無くて自分に自信が持てず、仕事に行っても毎日同じことの繰り返ししで、ただ何となく生きているだけでした。

20代の時に彼氏ができてダイエットに興味を持ち、食事制限したり運動したら痩せることができました。
周りからは「痩せたね」とか、「キレイになったね」と言われるようになり、生まれて初めて自信が持てるようになりました。
結婚したのは29歳の時で、夫と二人で暮らしてもダイエットしてはリバウンドの繰り返しで、年々痩せるのが難しくなってきました。
リバウンドする時も段々食べる量が増え、スーパーからお菓子を沢山買い置きして暇さえあるといつも食べていました。この時はまだ過食症という感じではなかったのですが、ある時炊いてあったお釜いっぱいのご飯を貪り食べたのです。その後胃がムカムカして吐き気が止まらなかったので病院に行きました。先生から「暴食した?」と聞かれ、ドキッとしてつい、「いいえ」と答えてしまいました。
今思えば、あれが過食症の始まりだったのかもしれません。

色々あって5年後に離婚し実家に戻りました。
36歳の時に外国人と再婚しました。夫との2人暮らしは、そこでもやはりダイエットしながら過食していました。
夫は優しく、夫の分のパンやお昼のお弁当のために作ったおかずを食べてもあまり怒りませんでした。そんな夫に甘えていたのでしょう。過食して気分が落ち込むと、何か注意されてイライラして喧嘩になってしまうのです。そんな生活が7年間続き、夫が私に見兼ねてついに別居を言い渡されてしまいました。

そしてまた実家に戻り、ショックと寂しさから、母の目を盗んではお菓子やおかず、パンなどを母の分まで食べていました。母はパン教室を開いていて、パン作りに使う材料としてクルミやアーモンド、チョコチップがあるのですが、食べるものが無くなると、材料にまで手を出し初めて無くなるまで食べてしまうのです。

パン教室で使う材料が無い、とひどく怒られました。いつも申し訳ない気持ち、後悔、母に対する後ろめたさがあるのに、過食には歯止めが効かず、太っていく一方でストレスになり、夜も眠れませんでした。そして夜中の2時、3時頃起きて家中の食べ物を貪り食べるようになり、母に気付かれて起きてしまうのではないかとビクビクしていました。

それからは、ある程度台所で食べてから、自分の部屋に持ち込んで食べるようになりました。
布団の上で隠れるようにコソコソと、およそ普通の人が食べるとは思えないようなものを。
パンの材料の業務用の餡子1kg、アーモンドプードル、胡麻やレーズンなど全て袋ごと、あるいは冷凍したパンをそのままかじったり。
そんな私を見て母はとても悲しそうでした。

過食の頻度は3日に一度程度でしたが、翌日は胃もたれがひどく、むくみで顔がパンパンに膨れ上がり、だるくてとにかく辛い。かといって会社を休むわけにはいかず、辛い身体を引きずって会社に行く日がしばしばありました。このまま太るのは嫌で、一日一食にしたり、何日か断食したこともありました。
自分の中では「痩せてる人でなきゃいけない、少しでも太ったら会社にも行かれない」という思い込みがあり、過食しては断食の繰り返しでした。

一番過食がひどかったのは今から4年前、断食の反動でほぼ毎日会社帰りに外食してお腹いっぱいにも関わらず、お店を3、4件はしごして苦しくなるまで食べ続けていました。
貯金も全く出来ませんでした。
心療内科に行きましたが、あまり効果がありませんでした。
カウンセリングを受けて、先生に過食出来ない環境作りを教えてもらい、母に協力してもらって食べ物を隠したり、台所のドアに鍵を付けたり、台所へ行かれないように塀を作った時には、半年程過食が治まっていました。
三食食べるようにして、それからは以前程ひどくはないが、また過食するようにはなっていきました。

今年の4月に離婚し、マンションを購入して一人暮らしを始めました。お菓子は本当は大好きだけれども一切買わず、食事も作り置きはしません。今は家には調理しないと食べられない材料が少しあるだけです。それでも土日や平日の夜中に起きて電子レンジで加熱して食べてしまいます。