本当はこわい。過食症と過食嘔吐

センターの相談を受けた方に過去の体験を綴ってもらいました。専門スタッフによる「過食が止まる無料相談」も行っています。

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タグ : 過食のみ

11歳から。今こそ

女性 公務員 29歳 O型 東京都

私は11歳という早い段階で拒食症となりました。
入院するまでには至らなかったものの、情報が少ない時代であったこともあり、放置した時間の方が長かったと思います。
ただただ痩せていたい、食べるのが怖い、カロリーばかり気になる、そんな毎日でした。

高校生になり、周りの女の子達が「太っちゃう」と言いながらも、お菓子を食べたり、学校帰りに食べに行ったりしてるのが羨ましかった。どうして私には出来ないんだろうとずっと疑問に思っていました。人と食事をすること、自分のルールで食べれないのが何よりものストレス。だから友達の誘いも断ってばかりで、友達もなかなか出来なかった。

過食症になってからは、最初の頃は吐いていたけど徐々に吐くことが辛くなって、吐くのを止めたらもちろん太りだし、職場でも「やけ食いしたのか?」と笑われる日々。意を決してエステに通いました。すぐに痩せましたが、今度はまた体重計とにらめっこする日が始まりました。どうしてこんなに痩せていたいのか分からない、だけど痩せていないと自分の価値、取り柄がないような気がして焦る。

お腹がすいたらご飯を食べる、そんな単純なことがどうして出来ないのかと自分を責める日々。
摂食障害という病になっていなかったら、もっと楽しい学生時代があったはず。摂食障害になって犠牲にしてきたものは本当に大きいと思います。過去は振り返っても仕方ないけど、未来は変えられるから食べ物のことで悩まない生活がくることを祈って、病気の向き合っていきます。

「今日こそは止めよう」の繰り返し

女性 会社員 27歳 O型 東京都

過食衝動に気づいたのは20歳の頃ですが、幼いころから太ったり、痩せたりを繰り返していました。
小学生という大事な成長期に食事制限をしてダイエットをして痩せました。
中学生くらいの頃からカロリーを常にチェック、野菜をしっかり摂るなど健康にこだわり、カロリーの高いものを食べるのは常に罪悪感がありました。しかし、食べることが大好きでその執着が人より多く、細い=奇麗と細い人へのあこがれが常にありました。

その後、大学でははじめ過食衝動はありませんでしたが、留学時に自分の理想とのギャップや悩みを人に相談できないストレスから3・4ヶ月ほど週に2・3回、夜中に甘いものを食べるようになりました。その頃は、顔中にニキビが沢山でき、口内炎もよくできました。留学が終わり、また過食は止まりました。
しかし、社会人になって2年目ごろから、1・2週間に一度無償に甘いものが食べたくなりました。
新商品やその土地限定の食べ物、口コミの高いレストランで食べることで優越感・満足感を感じたので、営業で外回りをしている時は、食べたいものを中心に行き先を考えたり、店をはしごしたり、仕事に全く集中できませんでした。
そしてそんな自分に自己嫌悪を感じました。

夜はコンビニやデパ地下、駅中のお店と色々な場所へ行っては食べ物を買いまくり、家で無我夢中で食べました。
沢山買っているのを見られると恥ずかしいので、家の近くのコンビニでもはしごをしました。
夜は、12時近くまで食べ続け、お腹は妊婦のように膨らみました。そして、何もしたくなり、携帯などをいじり、眠くなってそのまま寝ました。翌朝体が重い自分、メイクをしたまま寝ている自分、過食を繰り返してしまった自分、時間を無駄に過ごしている自分に自己嫌悪に陥りました。

今日こそはやめようと思っていても、また夕方頃、胃のムカムカが治まってくると食べたい衝動に駆られ、食べ物を買い込むという恐怖のサイクルになりました。
知人に会わないか怯えつつも歩きながら食べたり、電車の中でも食べたい欲が出ました。自分で止められなくなっている意思の弱さ、歳を重ねるにつれて我慢ができない自分が許せませんでした。

甘いものを食べ過ぎると体がしびれたりする日もまれにあり、「糖尿病になったのではないか」と怯えると同時に、「寧ろ病気になった方が、危機感を感じて過食を止められる、入院して強制的に食べられない環境になりたい」と病気で苦しむ人に失礼な考えまでしていました。
生理が1・2カ月止まることが何度かありました。また、髪の毛も良く抜けました。
そして、過食をした次の日は体がだるく、お腹にガスが溜り、体臭も臭い気がしました。

また忘れっぽい、家にいると何かしたいのに動けず何もせずに時間を過ごす、自分に自信がなくなり人に会いたくなくなる、食べることが大好きなはずなのに常に胃が重く料理も美味しく感じられない、過食か絶食しかしていなかったので、どういう食事をすればいいかわからなくなっていました。

太った自分を会社の人に見せたくない、何もしたくない、面倒くさいという思いが増え、たまに会社を休んで(または、外回りの仕事をしているという報告をして)1日家にいるということもあり、そんな日が増えて行きました。会社にはばれていませんが、ばれたらと思うと恐ろしかったですし、こんなに頑張れない私は社会人失格だと自己嫌悪でした。

そして、家にいると最初は気持ちを切り替えて、過食を抑えていたのですが、それにも慣れてくると、近所へ食べ物を買いに行き過食するようになってしまいました。何をしていても食べ物中心にしか考えられませんでした。

仕事も人間関係もそれなりに回っていますが、いつ過食が原因で色々なものが壊れてしまってもおかしくないと思います。
これまで何度も繰り返してきた過食。どんどん酷くなってきており、自分で自分のことをコントロールできなくなってきています。

子供をだっこしながら

女性 主婦 31歳 AB型 北海道

相談を受けるまで病気だという認識はなかったが、思い返すと発症したのは12年前。
忙しい仕事のストレスと自分の外見へのコンプレックス、痩せたいけど食べるのが好き、甘いものへの執着から深夜毎晩、家族が寝静まってから甘いものを気持ち悪くなるまで食べていた。

途中やめたいのに歯止めがきかなくなり、口に入れたばかりの飴をすぐにゴミ箱に吐き出してはまた新しい飴を放り込み、また吐き出すなんてことも。泣きながら食べる、甘いものがなくなり気持ちが収まらないときは、夕飯の残りのおかずを鍋から素手でつかんで口に放り込む。お腹がはちきれそうになるまで、スイッチが切れるまで食べていました。

つねに体がだるく、気分も落ち込みがち。着たい服も着られずにいつも同じような服ばかり。やせたい!やせなきゃ!と思えば思うほど、普通の食事を減らし、反動で甘いものを過食してしまうという行動をとってしまい、結局太っていくばかり。
意を決して体重計に乗ってみた時は59キロというみた事ない数字にまでなり、今度は無理なダイエット。

その後好きな人が出来たこと、就職して充実していたことで過食はだいぶおさまっていた。
たまにやってしまう時もあったけど、病気だとは思っていなかった。自分の意志が弱いだけだと思っていた。

結婚して退職し、妊娠、出産。
身体や環境が大きく変わり、専業主婦のため外に出ることが少なくなり、孤独感、虚しさ。
私の生きがいってなんだろう。生きてるのが面倒。なんのために今私はここにいるの?また過食が徐々に再発していった。

夫が帰るまでにお菓子、菓子パンを過食し、夫が帰ってきた時にはだるくてソファに横になって夕飯も作っていない。
夫のためにかった食べ物や、夫が自分で食べようと買っていたお菓子、頂き物のお菓子を一人で全部食べてしまい驚かれることもしばしば。自分が怖い。優しい夫に心配され、自分が情けないと涙を流す。そんなことがなんどもあったような気がする。

出産してからは子供が寝ている隙に、我慢できない時はだっこしながら。
買ってきたお菓子を少し楽しむとかじゃなく、全部食べきってしまわないと気が済まない。
母乳のために甘いものは控えなきゃと分かっているのにやめられない。どうしよう、どうしたらいいのか。気力がなくなり、笑顔のない私に、夫は元気になって欲しいと…

こんなふうになっても病気だとは本当に思ってなく、でも自分でコントロールできなくて。
子供のためにこんな母親じゃだめだ、この先すっとこのままだったらと思うと…どうにかしなきゃ。
ネットで調べ、この無料相談に勇気を出してかけてみました。
今書いていて客観的に見るとほんとに異常。でも気づいていなかった、認めたくなかった。そこが怖い。