過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

タグ : 普通食嘔吐

下剤と過食嘔吐で入院

女性 学生 23歳 A型 広島県
私が摂食障害になったのは9年前でした。
中学2年の頃、家族がバラバラで、非行に走り、頼った友達に利用され、私は自分に自信がなくなり、疲れて引きこもっていました。
痩せてきれいになったら自信が持てる、みんな優しくしてくれるかもしれない、という思いからこの病気は始まりました。
「下剤と食べたものを吐いたら痩せる」と聞いたのを思い出して、1日の食事をお菓子を少しと寝る前に下剤を飲み、自分が決めているものより食べ過ぎたら吐くようになりました。
最初はおもしろいように落ちていく体重と、好きなものを食べても痩せていく快感でその行為に何の疑問も持ちませんでした。
周りにも痩せたことで女の子として扱われている気がして、自分でも痩せてよかった自信で溢れてると思っていました。
高校に入り周りは勉強やバイトに励んでいるのに、私の頭の中は食べ物や痩せる事でいっぱいになり当時流行っていた死人が出たダイエット薬にも手をだし、精神的にも肉体的にも病んでいき、学校にも友達にもついていけなくなり入院、学校に行けなくなり留年してやめました。
高校を辞め入院して下剤と嘔吐をやめれたもう自由になれたと思っていたけど、この病気はそんな事では治りませんでした。
18歳になり、一人暮らしをするようになり、フリーターとして生活し始めて彼氏もでき、時々嘔吐をしていたものの、体重も標準になっていたことから、もう治った、と思っていたとき、たまたま行った美容院で働くことになりました。
しかし、
「美容師だったら痩せないと」
と言われたのをきっかけに、仕事より痩せる事を優先させるようになり、頑張ろうと思って入った仕事も2週間でやめ、そんな自分を許せなくてうつ病になり、引きこもり下剤が再発。
下剤嘔吐を治すために入院したけど、再発を繰り返しました。
下剤を飲みながらバイトをする日々を送っていたけど、そんな状態で仕事が続くはずもなく、いろいろなバイトを始めては、体力がなくなり、精神的に病み、やめることの繰り返し。
そんな生活に疲れて、実家に帰り、下剤をやめる事ができたけど、嘔吐は治まらず、仕事の人間関係に悩み辞めて引きこもり、過食嘔吐を繰り返す日々が始まりました。
実家に帰り、通信制高校に入学して頑張ると誓ったのに、また同じことを繰り返す自分が嫌で精神的に追い詰められていました。
家族には告知できているけど、普通に何も考えずにご飯を食べれる家族がうらやましく当たってしまい、そんな自分に自己嫌悪してしまいます。
ダイエットを始めて9年間、私の頭の中は痩せる事、食事だけしかない気がしてならないです。
もうそんなことに振り回されたくないです。
このまま治らなければ将来やめれていた下剤も元にもどって同じ事を繰り返す人生だと思うと本当に苦しいです。