本当はこわい。過食症と過食嘔吐

センターの相談を受けた方に過去の体験を綴ってもらいました。専門スタッフによる「過食が止まる無料相談」も行っています。

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タグ : 下剤常用

体重や食べ物に振り回され、絶望を生きる毎日

女性 自由業 41歳 A型 東京都

毎日毎日、デブになりたくない。デブは醜い。
どんなに何を装っても本性は結局だらしない。雑。適当。汚い。臭い。嫌だ嫌だ。自分にも人にもそう感じる。見たくない。近寄りたくもない。こんな状態でいる自分が我慢できない。許せない。本来の姿になりたい。痩せたい。綺麗な時に戻りたい。
そうやってずっとムチを打ち続け、吐いて、辛い下剤を飲んで、痩せて。
でも、自然体には戻れない。自然に健やかな元気で明るい美人にはなれない。チヤホヤしてくる人は見た目が好きだから来てるだけだとつまらなく思っているので話は決まり切った展開だけ。勇敢で健全な人には何話してイイか判らない。そのままコミュニケーションが判らない不完全な大人になってしまった。
家を建て貯金して子育てしている安定した穏やかな家族が別世界の人達の様だ。毎日ダイエットできないのを焦り食べ物我慢しているので、失恋や環境の変化が怖い。ストレスを感じた瞬間食べずにはいられないだろうから。
友達や人と食べると食べた気がしないから、一人でいる。さみしい時は、食べ物とダイエットを考えたら吹っ飛んでしまうので安心だ。そうなると人といることすらもストレスになっていった。食べないで生きていけることばかり考えてそういう本を読む。食べ物にとらわれてるから自然になんて続かない。絶望を生きる。常に絶望の潜む毎日。

過食による心身へのダメージで、普通の生活ができなくなった

女性 会社員 36歳 O型 山梨県

18年前、ほんのつかの間の暴食から始まった過食症…。
私の場合は嘔吐ではなく、下剤の大量服用という手段で打ち消し行為を行うようになりました。
当然ですが膨大な量の食べ物を摂取する日が数日間も続けばみるみる体重は増加して行きました。
これまでに7、8㎏の増減を幾度となく繰り返して来ました。
下剤を飲んだところで過食して身についた脂肪がとれる訳ではない事は分かっていても、過食によって胃の中に送られた食べ物をそのままにしておく事が許せなかったんです。

当初2錠から始まった下剤も今では12錠~15錠程にまで増えてしまいました。当然ながら過食がストップしている期間でも自然にお通じが出る事はもうなく、副作用の少ないマグネシウム系下剤と浣腸で排出するのがやっとの状態です。
過食→下剤乱用後の状態は
お腹の激痛、吐き気、全身(特に顔)のむくみ、めまい、皮膚の乾燥、虚脈、倦怠感などの症状に襲われます。
精神面のダメージは言い表せない程の罪悪感、絶望感で打ち砕かれそうになります。外へ出る事はもちろん人と話す事、カーテンを開けて日を浴びる事、家事をする事など日常当たり前にしているすべての行動ができなくなってしまいます。
こんなに苦しくなる事が分かっているのに過食を止める事ができずにこれまで来てしまいました。

症状のない平穏な日の自分と過食が数日間にも及び心と体がボロボロな時の自分。外見も内面もまるで別人のようになってしまいます。

過食、下剤乱用を断ち切れずこれまで来てしまった代償はとても大きすぎます。
痛めつける事しかして来なかった自分にこれからはもっと優しくしてあげたい、いたわってあげたい…
今そう強く願っています。

買い出しと過食が中心で普通の生活ができなくなった

女性 会社員 28歳 O型 東京都

過食症になって、朝・帰りにコンビニやドラッグストアに立ち寄っては、栄養補助食品コーナーやお菓子コーナー前で立ち止まり、商品とにらめっこしながら「買いたい」気持ちと「お腹すいてない・食べたくない」気持ちとを闘わせるのが当たり前のようになりました。そのくせ、商品を手にしては成分表示を見てカロリーや炭水化物量を気にして棚に戻したり、それでも気になってまた手に取ってみたり…を何度も繰り返しています。
チョコレートを数種類買ってちょこちょこ仕事の合間に食べようと思っていたのが、気付いたら仕事しながらずっと食べ続け、気持ち悪くなりながら仕事をしていたのも1度や2度ではありません。それなのに、「あれ食べたい、これ食べたい」が止まりません。

健康診断で「低体重(私はそうは思ってないですが)」も「高尿酸血症の疑いあり」と診断されたにも関わらず、健診に向け無理なダイエットをしたせいで過食衝動の反動がさらに大きく、毎日のようにドーナツやらワッフルやら、糖分・カロリーの高いものを食べる始末。せっかく落とした体重も2日で戻ってしまいました。いまや痛風の自覚症状がうっすら出ているのではと思いつつも、再検査したら数値が更に悪化しているのでは…と思うと怖くて病院に行けていません。将来のために生命保険加入も考えているものの、そもそも保険加入できるのか、できても保険料が高いのではないか、と心配するだけで行動に移せていないです。

また、栄養補助食品やお菓子を毎日のように食べ続けたせいかグルテン依存になり、食べたら食べすぎて気持ち悪いし頭はぼーっとするし体中浮腫むし、なにより自己嫌悪が激しくつらいです。頭が働かない勢いで下剤を使用してしまうこともあります。翌日、仕事中下剤が効き始め何度もトイレへと席を外すこともしばしば。時には会議中に下剤が効いてきて、冷や汗かきながら我慢して会議に集中できず…なんてこともあります。

ドラッグストアやコンビニでの買い物が増えたせいで、月の出費の多くが食品です。このお金で服や靴、下手したら日帰り旅行も出来ただろうに…と家計簿をつける度思います。最近一人暮らしを始めた為、過食症のせいで生活できなくなったら…と思うと怖いです。
何度か、過食している自分が情けなさすぎて、お菓子の残りをゴミ袋に入れましたが、気付けば「個包装だから汚くない」と自分に言い訳して拾って食べていました。自分がしたことに我ながら引きましたし、情けなくてたまりませんでした。

一人暮らし準備中、炊飯器を購入しましたが全く使っておらず、節約・料理の為にいい加減使おうとしたら、白米を食べることが急に怖くなって(米少量をおかゆにしてなら食べていましたが、白米としては久しく食べていませんでした)、買ったままの炊飯器の梱包を解きながら「お米は怖くない、大丈夫」と泣きながら自分に言い聞かせていました。つい先月のことです。
まさか自分がお米を怖いと感じ、更に泣くと思いませんでした。それに、過食症になる前は好きな食べ物を素直に食べたいと思っていたのに、今は好きな食べ物あるけどカロリー高いし…と思ってあまり食べたいと思えなくなってしまいました。さらに言えば、「美味しい」ってなんだっけ…?とまで思うこともあります。

それに、会社のトイレや外出中お店やビルのガラスに反射して映る自分を見るたび「あのときはもっと痩せてたのに、今はなんてだらしのないデブなんだろう」と自己嫌悪しています。それなのに、買い食い・食べ歩きは当たり前になってしまっています。

過食症になって、益々自分に対して自信がもてていません。人には悟られないようにしているつもりですが、内心は常に自分が情けなくて、みじめで悔しいです。